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NEC、企業向けデスクトップに新機種を追加――A4ファイルのスペースに収まる『Mate スーパースリムタワー型』

2000年07月14日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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日本電気(株)は14日、企業向けデスクトップパソコン『Mate』シリーズに、『Mate スーパースリムタワー型』の2モデルを追加した。新たに幅60×奥行き250×高さ306mmという筐体を採用し、A4バインダーのスペースに収まるサイズを実現したという。また、メンテナンス性を高めるため、カバーをはじめHDDなど各種デバイスを工具なしでを取り外せる筐体を採用し、周辺機器同士のコンフリクト問題などトラブルの原因となる可能性のあるシリアル/パラレルポートも省略した。拡張スロットも用意していない。そのかわり、接続の容易なUSBポート(×2)とPCカードスロット(Type-II×2)を搭載している。出荷開始日は2モデルとも7月下旬の予定。

A4バインダーのスペースに収まる『Mate スーパースリムタワー型』。筐体カバーのポイントカラーは黒/白/赤/青の4種類から選べる
A4バインダーのスペースに収まる『Mate スーパースリムタワー型』。筐体カバーのポイントカラーは黒/白/赤/青の4種類から選べる



『MA86T/C』など今年5月に発表された省スペース型に比べると、縦置時の設置面積で55パーセント、体積が53パーセントというサイズ
『MA86T/C』など今年5月に発表された省スペース型に比べると、縦置時の設置面積で55パーセント、体積が53パーセントというサイズ



上位機種の『MA65T/T』は、CPUにPentium III-650MHzを搭載し、チップセットはIntel 810(2次キャッシュは256KB)。HDDは10/20/30GB(10/20GBはUltra ATA-33、30GBはUltra ATA-66対応、全てSMART機能対応)から選択する。メモリーは、64/96/128/192/256MBから選択する。グラフィックアクセラレーターはIntel 810内臓で、ビデオRAMは10~13MB(メインメモリーと共用)。

外部記憶装置は、最大24倍速、マルチリード対応のCD-ROMドライブと、FDドライブ。インターフェースはUSB×2、PS/2×2、RJ45LANコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)またはRJ11モジュラージャック、PCカードスロット(Type II)×2。ネットワークは100BASE-TX/10BASE-T対応のLANインターフェースもしくは、K56flex/V.90対応のFAXモデムを選択する。本体全面には、USBコネクターを使用した時に不意の脱落を防ぐケーブルフックが、本体背面には、キーボードやマウスのケーブルを内側からロックし盗難を防止するストッパーが付いている。

スタビライザーを含む本体サイズは幅152×奥行き250×高さ312mmで、重さは約5.0kg。筐体カバーのポイントカラーは黒/白/赤/青の4色から選べる。OSはWindows 98/NT4.0/2000から選択する。

価格は64MB SDRAM、10GB HDD、Windows 98という構成で16万8000円。HDDやメモリーをはじめ、ディスプレーなどの周辺機器、オフィススイートなどは“スマートセレクション”という同社のBTOサービスで一括して注文できる。

下位モデルの『MA56H/T』はCPUにCeleron-566MHzを採用したモデルで、チップセットはIntel 810(2次キャッシュは128KB)。価格は64MB SDRAM、10GB HDD、Windows 98という構成で12万8000円。

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