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イー・ウーマン、佐々木かをり氏と松永真理氏プロデュースによる女性向けコミュニティーサイト“eWoman”を開設

2000年07月13日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)イー・ウーマンは、女性向けコミュニティーサイト“eWoman”を9月に開設すると発表した。

発表会場には、イー・ウーマンの佐々木かをり社長(下段中央)と、事業提携を結んだ11社の代表が顔を揃えた
発表会場には、イー・ウーマンの佐々木かをり社長(下段中央)と、事業提携を結んだ11社の代表が顔を揃えた



働く意欲を持った女性のためのサイト

イー・ウーマンは、TV番組『CBSドキュメント』の元キャスターで(株)ユニカルインターナショナル社長の佐々木かをり氏が中心となって3月27日設立した会社で、資本金は6億7190万円。主要株主は、佐々木氏(13.4%)のほか、(株)ベネッセコーポレーション(18.7%)、(株)リクルート(18.7%)、NTTコミュニケーションズ(株)(9.3%)、(株)ファンケル(9.3%)が資本参画している。

9月にオープンするサイト“eWoman”は、働く意欲を持った女性向けのコミュニティーサイトで、コアターゲットは25~35歳の女性。(株)NTTドコモでiモードの企画/販促を手掛けてきた松永真理氏がエディトリアルディレクターとなり、佐々木氏とともにサイトのプロデュースを行なう。

同社はサイト運営にあたって、資本参画している上記4社のほか、(株)ウォーカープラス・ドット・コム、ゴールドマン・サックス投信(株)、(株)JALカード、(株)ティビーエス・ブリタニカ、ニフティ(株)、日本アイ・ビー・エム(株)、日本航空(株)と事業提携を締結し、サイトサービスとマーケティング展開を行なう。

各社と提携してユーザーに提供するコンテンツやサービスの詳細は、8月下旬に正式発表されるが、例えばNTTコミュニケーションズは課金システムで協力し、*ゴールドマン・サックス投信は女性向けの金融情報を、ウォーカープラス・ドット・コムは全国各地域の情報を、それぞれeWomanサイトで提供するという。

*7月13日時点では決定していない

また、イー・ウーマンとJALカードは共同で、コブランドクレジットカード『eWoman-JALカード』(仮称)を開発し、9月に会員募集を開始する。『eWoman-JALカード』は、JCB、VISA、MASTERの3種類が用意され、既存のJALカードの各種サービス(マイレージや特約店におけるサービス)に加え、eWomanサイトでのポイントサービス等、eWomanユーザー専用の付加価値サービスも提供するという。男性も入会可能。

「女性の草の根運動サイトではない」と佐々木氏

本日都内ホテルで行なわれた記者発表会の席上で、佐々木氏は、「私が今まで作り上げてきた女性のネットワークコミュニティーをより大きく、共感できるものにしたいと思った。現在の家庭状況において、消費の決断を下しているのは70~80パーセントが女性、しかし経済の中心に女性はいない。経済的な女性の自立のための環境作りを目指す。女性の草の根運動のようなサイトではなく、これまで情報を受けるだけだった女性が、情報の送り手となるような場作りをしたい。質の揃った女性たちが集まることで、さまざまな問題を解決できる能力を持ったコミュニティーを作りたい」と意気込みを語った。初年度の会員目標は50万人としている。

また松永氏は、「サイトのコンテンツは、スタート時は11ジャンルを用意する。50人の専門エディターがそれぞれのテーマをサイト上のコミュニティーでユーザーに投げかけ、それにユーザーが参加していく形式。働く意志のある女性すべてを対象としている。特に現在子育てをしている女性にとっては、インターネットが社会と自分とをつなぐ命綱だろう。女性たちの働く意欲が高いことは十分理解しているので、できるだけ支援していきたい」としている。

公私共に10年来の付き合いという佐々木氏(左)と松永氏(右)。おそろいの衣装は“サイバー”をイメージしたとのこと
公私共に10年来の付き合いという佐々木氏(左)と松永氏(右)。おそろいの衣装は“サイバー”をイメージしたとのこと

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