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ソニー、記録メディアに8cmCD-Rを採用したデジタルカメラ『“CD-R”Mavica』を発表――1600×1200ドットの静止画を160枚記録可能

2000年07月12日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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ソニーマーケティング(株)は12日、記録メディアに直径8cmタイプのCD-Rメディアを採用したデジタルカメラ『“CD-R” Mavica(マビカ) MVC-CD1000』を発表した。CD-Rメディアの容量は156MBで、1600×1200ドットの画像を最大で160枚記録することが可能という。CCDは211万画素タイプを採用、10倍の高倍率ズームレンズを備えている。8月1日発売で、価格は17万5000円。受注生産品で、購入希望者は店頭で注文する必要がある。

『“CD-R” Mavica(マビカ) MVC-CD1000』
『“CD-R” Mavica(マビカ) MVC-CD1000』



MVC-CD1000は、5月に発売された『MVC-FD95』(光学10倍ズームと211万画素CCD搭載の一眼レフタイプ)をベースに、記録メディアを3.5インチフロッピーディスクから8cmCD-Rに変更した。基本スペックはMVC-FD95と同じで、搭載CCDは1/2.7インチの211万画素タイプ。レンズは35mmカメラ換算で39~390mm相当の10倍ズーム、最大20倍までのデジタルズームも可能だ。

記録画素数は1600×1200/1600×1072/1024×768/640×480ドットの4段階。液晶パネルを採用した一眼レフタイプのビューファインダーと、本体背面に2.5インチのTFT液晶ディスプレーを搭載する。専用ストロボを接続できる外部フラッシュ端子、AVOUT端子(NTSC/PAL)も備えた。

新製品は、デジタルカメラとしては初めて記録メディアに8cmCD-Rを採用したのが最大の特徴。ドライブは書き込み4倍速/読み取り8倍速で、ショックアブソーバーを搭載したことで振動や衝撃にも強いという。書き込み時間は1600×1200ドット(JPEG)時で約7秒、640×480ドット(同)時で約4秒としている。本体はUSBケーブルでパソコンと接続でき(Windowsのみ)、画像のキャプチャーに加え外部ストレージとして通常のCD-Rドライブとしても利用可能だ。

CD-Rドライブはビューファインダー下部に搭載されている。メディアは5枚が付属する。単品での価格は1枚500円
CD-Rドライブはビューファインダー下部に搭載されている。メディアは5枚が付属する。単品での価格は1枚500円



8cmCD-Rメディアの容量は156MBで、1600×1200ドット時で160枚、640×480ドット時で1200枚の記録が可能という。ドライブはとマルチセッションにも対応し、本体ドライブでセッションをクローズした後も再度の書き込みが可能になっている。

大容量メディアを採用したため、MPEG-1形式による動画撮影にも対応した。記録時間は、“ハイクオリティーモード(320×240ドット)”時で約6分、“プレゼンテーションモード(同)”時で約25分、“ビデオメールモード(160×112ドット)”時で約100分となっている。

電源は同社の専用充電池“インフォリチウム”を採用し、電池寿命は静止画撮影時で約100分、1100枚(640×480ドット)の撮影が可能。動画はビデオメールモード時で約120分撮影が可能としている。サイズは幅137×高さ131×奥行き212mm、重さ約870g。

注文は当初は店頭のみで受け付けるが、将来は同社の販売サイト“Sony Style”でも受注する予定。注文から最短で7~10日間、長くて1ヵ月程度で届けられるという。

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