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マクスジャー・テクノロジー、製造業向け収益分析ソフトを国内で本格的に販売

2000年07月11日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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米マクスジャー・テクノロジー社は11日、製造業向け収益分析ソフト『Maxager』を国内で本格的に提供していくと発表した。同ソフトは稼働率や歩留まりといった生産データを管理することで製品の収益性を分析することで、工場レベルでの純資産利益率(Return of Net Assets:RONA)を最大化することが可能という。

都内の発表会に出席した米マクスジャー・テクノロジー社CEOのマイケル・ロスチャイルド(Michael Rothschild)氏
都内の発表会に出席した米マクスジャー・テクノロジー社CEOのマイケル・ロスチャイルド(Michael Rothschild)氏



Maxagerは製造業企業のRONAを最大化するための意志決定支援ソフト。生産データを入力・管理することで、達成できる可能性のある最大の利益“プロフィットポテンシャル”を算出。さらに現状の製造工程と製品の収益性をリアルタイムに示してくれるため、もっとも利益率の高い製品に生産ラインを多く振り分けるといった改善が可能になるという。

利益の指標として、各製造工程における単位時間当たりの利益を算出するという独自の“利益時間”を採用。組織全体で同一指標に基づく改善に取り組むことが可能になるという。

同社は米国のベンチャー企業で、主要顧客として米モトローラ社や米グッドイヤー社を挙げている。国内では昨年に日本支社を設立、すでに製造業1社に対し同ソフトを導入した実績があるという。

今後は、グローバル提携を結んだアーサーアンダーセンの国内グループと、SI事業者の新日鉄情報通信システム(株)と共同で販売拡大に努める。すでに大手メーカーから引き合いがあるとしており、今年の国内売上目標は5億円、2001年は倍の10億円を目指している。

マクスジャー・テクノロジー社日本担当ゼネラルマネージャーの辻野浩司氏 マクスジャー・テクノロジー社日本担当ゼネラルマネージャーの辻野浩司氏

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