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日本IBMほか、ICカードや指紋認証を利用したCRMのセキュリティーで提携

2000年07月11日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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日本アイ・ビー・エム(株)は11日、コールセンターなどCRMのシステムにICカードや指紋認証を利用したセキュリティーを導入することを、5社で提携して展開していくと発表した。

提携するのは、日本IBM、(株)ギャブコンサルティング、セコム情報システム(株)、日本セキュアジェネレーション(株)、(株)ネット・タイムの5社。

「この提携により、コンサルティングからセキュリティーポリシーの策定、構築、開発、運用を一貫したソリューションとして提供できる」(日本IBM、常務取締役の木村正治氏)としている。

ギャブコンサルティングの白畑剛氏、セコム情報システムの市橋成元氏、日本IBMの木村氏、日本セキュアジェネレーションの秋葉茂隆氏、(株)ネット・タイムの中原精一氏(左から)
ギャブコンサルティングの白畑剛氏、セコム情報システムの市橋成元氏、日本IBMの木村氏、日本セキュアジェネレーションの秋葉茂隆氏、(株)ネット・タイムの中原精一氏(左から)



役割分担は、主にギャブがコンサルティングとポリシー策定、セコム情報システムがシステム構築や運用、セキュアジェネレーションが指紋認証マウス『EyeD(アイディー)マウス』、ネット・タイムがICカードシステム『ARCACLAVIS(アルカクラビス)シリーズ』の提供、日本IBMが各社の提供する製品やサービスを中核としてIBMのCRM製品やサービスをソリューションとして提供となっている。

EyeDマウスと、ARCACLAVISのICカード
EyeDマウスと、ARCACLAVISのICカード



例えば、オンライン株取引での株の売買を行なうときに、ICカードと指紋認証マウスで本人の確認を行なう。オンライン株取引を扱う証券会社のCRMシステムでは、同様にICカードと指紋認証マウスで認証し、顧客情報の漏洩を防ぐといったセキュリティーを導入できるという。

今回の提携では、(1)お客様情報の保護、(2)社内外要員への機密保護、(3)モバイル機器内の情報保護、(4)eコマースにおける個人認証、この4点を特に意識して展開していくとしている。

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