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インターネットブラウザー『Opera』が、EPOC OSに正式対応

2000年07月10日 00時00分更新

文● 編集部 小林久

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ノルウェーのOpera Software社は、6日(現地時間)、英シンビアン社が携帯電話/PDA向けに開発しているOS“EPOC”に対応したインターネットブラウザー『Opera 3.62 for EPOC』を発表した。ソフトは同社のサイトからダウンロードできる。シンビアンの出資社である英Psion社は、すでに同社の開発する携帯端末『Psion Series 7』と『netBook』の標準ブラウザーとして採用することを表明している。

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Opera Softwareのサイトに公開されている、Opera 3.62 for EPOCの画面。256色カラーVGA表示に対応したPsion Series 7やnetBookではこのように表示される



Psion Series 7/netBookは、640×480ドット/256色表示可能なディスプレーを持つノートPCタイプの携帯端末で、B5サイズの本体、17インチピッチのキーボード、StrongARM(SA1100)-133MHz、標準16MBのメモリーを搭載するなど、H/PC Pro搭載のWindows CEマシンに近いハイスペックな仕様を特徴としている。

Opera 3.62 for EPOCは、HTML3.2に準拠し、128bit暗号、SSL2と3といったセキュリティー機能、JavaScript1.1、EPOCのJavaVMを利用したJavaアプレットの実行機能、CSS1などに対応。HTMLページの拡大/縮小表示などもできる。

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もちろん、モノクロ表示対応のPsion Series 5やPsion revoにも対応している



Operaは、多機能と軽快な動作を特徴としたインターネットブラウザーで、日本国内ではなじみが薄いものの、欧米圏ではInternet Explorer、Netscape Navigaterに続く、第3の勢力としての地位を確立している。現在、Windows版のほか、Linux、MacOS、BeOSなど、広範なプラットフォームへの対応が進められている。

なお、Opera Softwareは、次期バージョンとなるバージョン4.0の開発にも着手している。

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