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BCN総研、6月期のパソコン販売台数シェアを発表――デスクトップとパソコン総合でNECが首位

2000年07月10日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)コンピュータ・ニュース社の市場調査部門であるBCN総研は7月7日、夏季商戦の序盤戦といえる2000年6月のパソコン販売台数のシェアを発表した。発表されたシェアは、パソコン販売大手9社の日次販売データを収集して配信するBCNランキングのデータをもとに分析したもの。

本発表によると、2000年6月のデスクトップパソコンのシェアは、ラインナップの豊富な日本電気(株)(NEC)が前年('99年6月)の2位(21.5%)から首位(24.2%)に上昇し、前年の首位(31.7%)であったアップルコンピュータ(株)が3位(15.5%)に後退した。さらに、前年4位(10.3%)であった(株)ソーテックは、2位(21.8%)となり、シェアを倍増した。また、ノートパソコンでは、新製品をコンスタントに発表し続けるソニー(株)が前年(27.2%)に続き首位(27.3%)を維持し、2位がNEC(26.3%)、3位が富士通(株)(12.7%)で、首位から3位までは前年と順位の変動がない。

デスクトップパソコンとノートパソコンを合わせたパソコン総合シェアでは、NECが前年(23.8%)に続いて首位(25.2%)を獲得し、前年4位(16.9%)であったソニーが2位(19.7%)に、デスクトップパソコンでシェアを伸ばしたソーテックが3位(19.7%)になった。本発表を行なったBCN総研は、パソコンのシェア争いよりも「新しい顧客層を掘り起こす魅力的な提案を行なうのが先決」というメーカーの声を紹介し、パソコンを売ればよいという時代が終わり、パソコンの利用方法を提案することがメーカーに求められるとしている。

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