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セイコーエプソン、携帯情報端末向けアクティブ反射カラーMD-TFDを生産する大型工場を建設

2000年07月06日 00時00分更新

文● 編集部

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セイコーエプソン(株)は7月4日、豊科事業所の敷地内に新工場を第1次投資約280億円かけ建設、2001年8月からの本格操業を目指し、同日より着工したと発表した。

新工場は、次世代の動画対応携帯端末用のMD-TFD * 生産能力拡大に向けて建設するもの。所在地は長野県南安曇郡豊科町。延床面積は約7万3700平方メートル(地上7階、クリーンルーム3層)。生産内容は携帯情報端末向けアクティブ反射カラーMD-TFD。

* MD-TFD(Mobile Digital-Thin Film Diode):アクティブマトリクス駆動方式の中で低パワー(1/10以下)が特徴の次世代ディスプレー用デバイス。

新工場でのMD-TFDの生産は、2001年8月に月産150万個からスタートし、2002年には最大月産450万個体制とする計画にしている。これにより、同社のMD-TFDの生産体制は、2001年8月に月産300万個、2002年度には月産600万個までの拡大を予定している。

同社ではMD-TFDの能力拡大に併せて、すでに市場で高い評価を得ているパッシブカラーについても豊科事業所内の設備増強を図るとともに、中国の蘇州エプソン社で建設中の新棟でも増産を図っていくとしている。これらの諸施策をタイムリーに実施することで、モバイル市場のあらゆる分野において最適なディスプレーをいち早く投入し、既存市場はもちろん、次世代動画対応携帯端末市場においてもNO.1の維持を目指すとしている。

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