(株)ピーエフユー(PFU)は4日、オートドキュメントフィーダー(ADF)付きのA3対応フラットベッドスキャナー『PD-MAR500SD』を発売した。価格は88万円。
『PD-MAR500SD』 |
『PD-MAR500SD』は、A4両面原稿を、200dpi(2値)で読み取った場合に毎分90面の読み取りが行なえるモノクロフラットベッドスキャナー。オートドキュメントフィーダーが付属し、最大100枚の連続読み取りが行なえるため、電子ファイリングやOCR用途などの大量の紙文書の高速処理に適しているという。オプションの100BASE-TX対応のLANアダプターを内蔵することで、ネットワークへの直接接続が可能となる(LANアダプターオプション搭載時には標準インターフェースのSCSIインターフェースは利用できなくなる)。スキャンデータにはTIFF形式を採用し、ネットワークの転送にはFTP/SMTPをプロトコルとして採用する。LANアダプターオプション『PD-MAR500LN』の価格は14万8000円。
オプションのLANアダプター『PD-MAR500LN』 |
読取にはCCDイメージセンサーを利用する。読取面は片面もしくは両面で、読取サイズはフラットベッドが最大A3、ADFはA8~A3。光源は緑色希ガス蛍光管。光学解像度は400dpi。読取解像度は50~800dpiで、読取階調はモノクロ/グレー(256階調)。インターフェースはSCSI-2。本体のサイズは幅696×奥行き521×高さ234mmで、重さは約22kg。電源はAC100~120Vで、消費電力は最大81W。
製品には、スキャナー制御TWAINドライバー、キャプチャーソフト『Pragma
Image』、『Pragma Image』と連動するFTPソフト『Pragma FTP』、メールソフト『Pragma
Mail』、コピー出力ソフト『Pragma Print』などのソフトウェアが付属する。対応機種はWindows
95以降を搭載したIBM PC/AT互換機とPC98-NXシリーズ。