プーマテクノロジー(株)は7月6日、都内において、モバイル端末向けのデータ共有やウェブページの情報更新通知をできるようにするソフトウェアコンポーネントを提供開始すると発表した。同社とパートナー契約を締結した(株)エヌ・ティ・ティ
エムイー(NTT-ME)など6社が、ASPサービスなどの形で、サービスを提供するという。
データ共有するソフトウェアコンポーネント“Sync-it”(シンク
イット)は、プーマテクノロジーが昨年の11月に発表し、自ら今夏にポータルサイト“Intellisync.com”としてサービスするとしていたもの。その後、方針を変え、自らはサービス提供せず、パートナーがサービス提供する形とした。
もう1つのウェブページの情報が更新された際にメールなどの形で通知するソフトウェアコンポーネント“Mind-it”(マインド
イット)は、単にページが更新されたら通知するというのでなく、「ページのある数値が何パーセント増加したら通知する」といった細かい条件設定を行なえるのが特徴。この仕組みは、eBayのパーソナルショッパーなどで既に採用されているという。
今回、提携を行なった6社は、
NTT-ME
ソフトバンク・モバイル・テクノロジー(株)
三井物産(株)
(株)東芝、iバリュークリエーション社
(株)エヌ・ティ・ティデータ
伊藤忠テクノサイエンス(株)。
それらのパートナーが、コンポーネントの販売やサポート、ASP事業者としてのサービスを提供する。
プーマテクノロジーの代表取締役社長である荒井真成氏は、「情報の検索、サイトを繰り返して訪れるというパラダイムはモバイルでは大変。データのシンクロ(整合性)はモバイルが浸透してくると重要になる。これらを自分たちではサービス提供しない。6社とのパートナーシップで日本中のサイトをモバイル化していく」と語った
プーマテクノロジーの荒井社長 |
コンポーネントの提供は、Mind-itが8月、Sync-itが12月の予定という。