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ロータス、同社が提唱する“コラボレイティブe-business”を紹介――新製品を今年後半に相次いでリリース

2000年07月05日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ロータス(株)は、米ロータス社が米サンフランシスコにて開催した“Lotus DevCon 2000”の中で6月22日(現地時間)でに提唱した“コラボレイティブe-business”について、国内の報道関係者向けに都内で説明会を行なった。

ロータス(株)の安田誠代表取締役社長(左)と、マーケティング本部の亀田俊副本部長
ロータス(株)の安田誠代表取締役社長(左)と、マーケティング本部の亀田俊副本部長



ロータス(株)の安田誠代表取締役社長は、「これからの企業システムは、社内けかではなく社外の顧客に向けたシステムへ転換しなければならない。オンラインショッピングのような購買だけではなく、これまで訪問や電話、FAXで行なってきた顧客とのやり取りのすべてをインターネット上で展開し、よりよいサービスにしていくことが重要だ」とし、e-businessを導入するには顧客とのシームレスな連携が必要だと語った。

続いて「“人対人”を重視したコラボレイティブe-businessのためには、ネットワーク上での相手の存在の確認やリアルタイムでの対話、バーチャルな業務空間、基幹システムとの連携などが必要となる。社内に点在する情報や知識を有機的に統合することも重要だ」とし、コラボレイティブe-businessを構築するための製品を今年後半に相次いでリリースすると説明した。

同社が、リリースを予定しているのは、リアルタイムコラボレーションツール『Sametime 2.0』、ウェブコラボレーション作成ツール『QuickPlace 2.0』、ビジネスプロセス構築環境ツール『ドミノ ワークフロー R2.1』。

Sametime 2.0は、インスタントメッセージ機能を持つツール。相手がオンライン状態にあるかどうかの確認や、オンラインミーティング、アプリケーションやホワイトボードの共有が可能。バージョン2.0では音声や画像を送受信できるようになり、相手の顔を見ながらメッセージをやり取りできる。米国では、インスタントメッセージングをビジネスに利用する企業が増えており、Sametimeの売上が倍増しているという。日本語版は2000年第4四半期に出荷される。

『Sametime 2.0』画面
『Sametime 2.0』画面



QuickPlace 2.0は、ウェブ上にフォーラムやディスカッションスペースを作成するツール。ウィザード形式を採用し、対話形式で作成できるのが特徴だ。日本語版のリリースは今回が初となり、2000年第4四半期に出荷される。ドミノ ワークフロー R2.1は、まもなく正式発表されるワークフロー作成ツールの新バージョンで、2000年第3四半期に出荷される。

併せて同社は、ビジネスパートナーやユーザー向けに、上記製品を含むさまざまな製品を組み合わせた“e-business構築ソリューションキット”を提供する予定という。

コラボレイティブe-businessについては、7月18日に都内ホテルで開催される“ロータス フォーラム 2000”で一般企業ユーザーにも紹介される。

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