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【続報】ゲートウェイ、Thunderbird-1GHz搭載パソコンの不具合問題でユーザーへの対処を変更――原因は未だ不明

2000年07月05日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本ゲートウェイ(株)は、ascii24が4日報じた、Athlon-1GHzを搭載した『Gateway Select』のハングアップ問題で、オンラインショップを通じてこのシステムを購入したユーザーに対するサポート方法を変更した。

この不具合は、6月19日に発表したAthlon-1GHz(2次キャッシュ統合版のThunderbird)を搭載したデスクトップパソコン『Gateway Select』において、まれにハングアップする不具合が見つかったというもの。現在、Gateway Selectの1GHzシステムは、プロセッサーを旧Athlon-1GHzに変更して販売している。700/800/900MHz版のThunderbird搭載マシンでは問題はないとして、販売が続けられている。

同社では昨日、すでにThunderbird-1GHzシステムを発注済みのユーザーに対するサポートとして、「5日付けで電話連絡する」としていたが、7日付けで郵送による対応を行なうことにした。この手紙では、1GHzに不具合が生じたため出荷できなくなったとし、注文済みのシステムについて、1)トラブルの原因が判明し、再び出荷が始まるまで待つか、2)ゲートウェイが販売する任意の別のシステムに変更するか、どちらかを選べるということが書かれているという。ascii24が4日、同社の広報部に取材した際には旧Athlon-1GHz搭載マシンに変更するとしていたが、選択の幅が広がったことになる。変更の場合にシステム価格に差額が生じた場合には、別途精算される。

また、該当する1GHzシステムが届いてしまっているユーザーに対する対応は、4日の時点では検討中としていたが、こちらの詳細も明らかになった。それによると、ユーザーに対して個別に電話連絡を行ない、1)旧Athlon-1GHzシステムに変更、2)Thunderbird-900MHzシステムに変更、3)トラブルが起きていなければそのまま使用する、の3つから選んでもらうとしている。1)、2)を選択した場合、今後原因が判明しても、再交換には応じない。3)の場合、トラブルが発生した時点で個別に対応するが、原因が判明した後で、交換などを行なうかどうかについては、現時点では未定としている。

ハングアップの原因や、発見にいたった経緯については、4日と同様「現在調査中」(同社広報部)としている。同社では「ハングアップが起こるマシンには個体差があり、Thunderbird-1GHzを搭載するすべてのGateway Selectで発生するわけではない。問題が起こる場合には、使い始めて短い時間ですぐにわかる。しばらく使用していても問題が起きなければ、使い続けても大丈夫と考えている」とコメントしている。

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