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日本エクサバイト、Mammoth-2採用のバックアップテープライブラリー製品の出荷を開始

2000年07月04日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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日本エクサバイト(株)は4日、同社のテープドライブ『Mammoth-2』を採用したデータバックアップ用テープライブラリー製品の出荷を開始したと発表した。圧縮時の最大容量が1TB(テラバイト)の『EZ17オートローダ』と、同3TBの『Exabyte 220』、同12TBの『SAN対応X80ライブラリ』、同30TBの『SAN対応X200ライブラリ』の4製品。国内代理店の日本システムハウス(株)を通じて販売される。従来の『Mammoth』と比べ、圧縮時の最大容量、転送速度とも約4倍アップしているという。

Mammoth-2ドライブ採用のテープライブラリー製品群
Mammoth-2ドライブ採用のテープライブラリー製品群



Mammoth-2は磁気テープカートリッジを使用する同社テープドライブの規格。1カートリッジ当たりの最大容量は非圧縮で60GB、圧縮時で150GB。転送速度は非圧縮時で毎秒12MB、圧縮時で同30MB。インターフェースはSCSIとFibre Channelに対応、OSはWindows NTとUNIX、Linuxをサポートしている。

Mammoth-2ドライブとテープカートリッジ
Mammoth-2ドライブとテープカートリッジ



ローエンドの『EZ17オートローダ』は、Mammoth-2ドライブ1台とカートリッジ7巻を収納可能。圧縮時の最大容量は1.05TB、1時間当たり108GBのバックアップが可能としている。インターフェースはLVD SCSI。小規模企業のデータバックアップに適しているという。代理店の販売価格は129万円。

『Exabyte 220』はドライブを2台まで、カートリッジは20巻搭載する。圧縮時の最大容量は3TB、1時間当たり216GBのバックアップが可能。インターフェースはLVD/HVD SCSIに対応する。最小構成価格は292万円。

『SAN対応X80ライブラリ』は、インターフェースにFibre Channelを採用したSAN(Storage Area Network)向け製品。2~8台のドライブを搭載でき、カートリッジ5巻を収納できるマガジン16個を装着できる。圧縮時の最大容量は12TB、1時間当たり864GBのバックアップが可能という。価格は未定。

『SAN対応X200ライブラリ』はX80ライブラリの上位製品で、インターフェースはFibre Channelを採用した。2~10台のドライブ、最大200巻のカートリッジを搭載でき、圧縮時の最大容量は30TB、1時間当たり1.08TBのバックアップが可能としている。最小構成価格は755万円。

同社によると、米IBM社はサーバー『Netfinity』シリーズのオプションとしてMammoth-2を採用している。日本での主要顧客は(株)エヌ・ティ・ティ ドコモを始めとするNTTグループで、グループ全体で1200台以上のテープドライブを納入しており、データの増加に伴いMammoth-2ドライブへの置き換えを検討中という。

日本エクサバイトカントリーマネージャーの北村保雄氏 日本エクサバイトカントリーマネージャーの北村保雄氏

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