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富士ゼロックス、複数の異種業務システムを連携し情報の一元管理を可能にするアプリケーション統合環境構築ツールを発売

2000年07月04日 00時00分更新

文● 編集部

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富士ゼロックス(株)は7月3日、アプリケーション統合環境構築ツール『富士ゼロックス eXdoc(エックスドック)』を、マイクロソフト(株)の技術協力を得て開発し、同日から発売すると発表した。同ツールにより、複数の異なる基幹業務システムを連携して、ドキュメント管理やドキュメント業務プロセス(ワークフロー)の一元管理を行なえる。企業間の連携も可能なようにするという。

同製品は、複数の異なる業務システムやドキュメントシステムが管理する複数のデータベースを連携させ、業務上に生じる、あるいは業務を構成するさまざまな情報を“ドキュメントセット”として一括し、その状態で参照/管理/配布/印刷する機能を提供する。さらに、業務固有のワークフローを定義して、ドキュメントセットの状態でネットワークに流通させることができる。これにより、異なる業務システムを横断した承認処理システム/情報配布システム/ナレッジシェアリングシステムなどのシステム構築を容易にするという。

異なるシステム間のデータ連携を行なえるEAI技術とドキュメント処理技術を同時に実現するため、 マイクロソフトのXML技術を採用した。マイクロソフトのWindows NTや『SQL Server』などのサーバー製品群をベースに、クライアント(ウェブブラウザー)、アプリケーションサーバー、ファシリティー(データベース)の3階層のウェブアプリケーション環境を実現する。

価格は、ドキュメントモデル管理機能やドキュメント構成管理機能を搭載する『Core Service in eXdoc』の使用許諾金が500万円、 ドキュメントセットの一括印刷機能などを搭載する『Output Service in eXdoc』の使用許諾金が200万円、異種業務システムやデータベースとの連携機能を搭載する『Facility Handler in eXdoc』(『富士ゼロックスEDMICS 2000』用/『富士ゼロックス情報システム VisualRecall』用の2種類)の使用許諾金が各90万円、eXdocベースの業務アプリケーションを構築するためのAPI(Application Programming Interface)や外部システムとの連携に必要なFacility Handlerを開発するためのSPI(Service Plug-in Interface)を提供する開発ツール『Software Development Kit in eXdoc』の使用許諾金が500万円、100ユーザーライセンス120万円など。

対応OSは、Core ServiceがWindows NT Server 4.0 Enterprise Edition日本語版(Service Pack 6a)またはWindows NT 4.0日本語版(Service Pack 6a)で、Output Serviceが Windows NT 4.0日本語版(Service Pack 6a)など。

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