このページの本文へ

シャープ、電子辞書機能を強化した新ザウルスを発表

2000年07月03日 00時00分更新

文● 編集部 小林久

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

シャープ(株)は、ザウルスに学研の英和/和英/国語/漢和辞典を搭載した『インターネット・辞書ザウルス MI-J1』を8月4日に発売する。価格は5万円。

 電子辞書を搭載し、リファレンス機能を強化した『インターネット・辞書ザウルス MI-J1』。国語/漢和字典を手書き認識で引くことが可能だ
電子辞書を搭載し、リファレンス機能を強化した『インターネット・辞書ザウルス MI-J1』。国語/漢和字典を手書き認識で引くことが可能だ



MI-J1は、内蔵の辞書ソフトとインターネット上の辞書検索サービスを併用して、さまざまなリファレンスができるのが特徴。ハードは、低価格ビジネスモデルの『ザウルス アイゲッティ MI-P2』をベースに開発されており、内蔵ソフトとして、(株)学習研究社の『現代新国語辞典』(約6万5000語)、『ニューアンカー英和辞典』(約4万4000語)、『ニューアンカー和英辞典』(約2万1700語)、『学研監修 漢字辞典』(約6355字)という4種類の電子辞書を新たに搭載。辞書検索は手書き文字認識(認識は合計4082種:JIS第2水準漢字対応)で行なうため、難読字の検索が容易。4つの辞書の一括検索や、メールやザウルス文庫上のテキストをなぞってそこから辞書を引くこともできる。

また、“インターネット辞書機能”として4ジャンル(語学/自然科学/コンピューター/その他)29サイトへのリンクを装備し、各サイトへアイコン操作で簡単に接続できるようにした。

本体の主な仕様は、CPUが32bit RISCプロセッサー(型番/クロック未公開)で、メモリー容量は6MB(ユーザーメモリー3.2MB)。ディスプレーは3.8インチのハイコントラスト液晶で、解像度320×240ドット/モノクロ16階調の表示が可能。フォントは16ドットのLCフォントで、従来の12ドットより大型化している。外部インターフェースには、IrDA1.1(115kbps)/IrTran-P/ASK(9600bps)対応の赤外線ポート、16ピンのオプションポート、デジタル携帯電話(PDC方式)/PHS(PIAFS2.1対応)の通信ポート、コンパクトフラッシュ(Type I)スロットなどを装備。

内蔵ソフトは、スケジュール/アドレス帳/メール/インターネット/備忘録(レポート&自由帳)/手書きメモ(フォトメモリー)など、従来とほぼ同等の機能が利用できるほか、今回から従来のテキストメールに加え『手書きメール』機能を装備。画像をメールに添付する作業なしに、直接手書きの文字や絵の送信ができる。送信された手書きメモはMI-J1で直接開けるほか、PCや従来のザウルスでは添付されたGIF画像として処理される。

本体サイズは幅145×奥行き78×高さ17mmで、重量は170g。カラーは従来の黒から濃いグリーンに変更された。電源は単4乾電池2本。別売でPC接続用のクレードル(CE-ST2、価格8000円)を用意する。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン