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IDC Japan、1999年度の世界ディスプレー市場規模は6兆1506億円と発表――2005年度は9兆5000億円以上になると予測

2000年06月20日 00時00分更新

文● 編集部

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インターナショナルデーターコーポレイションジャパン(株)(IDC Japan)は20日、世界ディスプレー市場における動向と予測を発表した。それによると、1999年度の市場規模は6兆1506億円で、対前年比15.6%増であった。同社では、今後も市場は年間成長率8.7%で成長し、2005年時点では9兆5785億円に達すると予測している。


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ディスプレー市場全体においてCRTは、1999年時点では3兆8432億円で最大の市場規模を示しているが、市場の成熟化と低価格の進展もあり2002年以降は漸減傾向を示すとみている。また同社ではFPD市場は1999年に全体で2兆3228億円であったのが、2005年の段階では6兆円を上回り6兆4816億円の規模に達すると予測している。FPD市場における規模の大きさの点では、LCDが今後も市場を牽引する構図は変わらず、2005年時点でも全FPD市場の約68%を占めるとみている。需要の幅の点でもほかのFPDより優位に立っており、年間平均伸長率でも18.2%と二桁増が続くとしている。


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CRTとFPD全体市場のクロスポイントという点では、2002年にFPD全体市場が4兆円の規模を超える段階で、CRTの市場規模を上回ると見ている。

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