インターナショナルデーターコーポレイションジャパン(株)(IDC
Japan)は15日、'99年の国内ネットワーク機器市場(LANスイッチ、ルーター、NIC、Hubの4製品を対象)における調査結果を発表した。それによると、市場規模は2761億2300万円で、対前年比8.7%の成長であった。
市場を製品別でみると、LANスイッチとルーターは金額ベースおよび出荷ベースの両面において好調な推移を見せ、スイッチがそれぞれ30%と164.4%の成長、ルーターは19.4%と28%の成長であった。一方、HubとNICの両市場は大きな価格崩れが引き続き起こっていることから、出荷ベースにおいてHubは7%、NICは11.2%の成長だったものの、金額ベースでは前者が29.6%減、後者は27.7%減と市場規模を縮小したとしている(図1)。
同社では、こうした各製品における傾向は、2004年までの今後5年間も持続し、特にスイッチに関しては、ローエンドとハイエンドの両分野からのニーズに支えられて、金額ベースでは30.8%と最も高い年間平均成長率で市場が拡大していくと予想している。