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日本HP、企業同士の情報共有サイトを構築、支援するサービスを提供開始

2000年06月14日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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日本ヒューレット・パッカード(株)は14日、企業間の情報共有を目的としたBtoBモデルの企業ポータルサイトを構築し、運用時のサポートまでを行なう『HP エンタープライズ・ビジネス・ポータル・ソリューション(HP EBPS)』を発表した。価格は1億円からで、16日に出荷開始される。

エンタープライズ事業統轄本部ソリューションマーケティング本部CRMソリューションビジネスマネージャの藤本康秀氏
エンタープライズ事業統轄本部ソリューションマーケティング本部CRMソリューションビジネスマネージャの藤本康秀氏



日本HPは、インターネット上で現在提供されているE-businessとE-commerceを包括し、さらにそれを超える次世代のサービスとして“E-service”を掲げている。E-serviceでは、必要な情報をユーザーが自分で探して取りに行くのではなく、“自分のために働いてくれる”サービスを目指しており、その具体例としてユーザー向けにカスタマイズされた情報を提供するポータルサイトの構築とサポートに力を入れている。

HP EBPSでは、販売パートナーや調達パートナーなど商取引を交わしている企業向けに、情報の細かな振り分けや効率のよい提供、チャットなどのコミュニケーションの場が提供可能なBtoBポータルサイトの構築とサポートを行なうという。HP EBPSでは、*米ブロードビジョン社のポータルサイト構築ソフト『BroadVision』を利用し、日本HPで蓄積されたノウハウを組み込むことで、通常半年程度の時間が必要なポータルサイト構築を、約100日間で行なえるとしている。

ブロードビジョン:米ヒューレット・パッカード社は'99年4月、ブロードビジョンと戦略的アイアンスを締結し、同社に対して3500万ドル(約37億円)の投資を行なっている。また両社は、ビジネスポータル製品の共同開発を行なっており、開発されたソフトウェア製品は、発表後3ヵ月はヒューレット・パッカードを通じてのみ販売されるという。

日本HPでは、大手企業をターゲットに直接販売を行ない、1年間で30億円の売り上げを目標としている。

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