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コンピュータソフトウェア著作権協会、海賊版ソフトの販売を摘発を発表

2000年06月02日 00時00分更新

文● 編集部

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(社)コンピュータソフトウェア著作権協会は5月31日、海賊版ソフトウェアを販売していた東松山市の33歳男性フリーカメラマンを著作権法違反の疑いで逮捕したことを発表した。また、6月1日、海賊版ソフトウェアを販売していた葛飾区の37歳男性事務員を逮捕したことを発表した。

愛知県警生活経済課、生活安全特別捜査隊と愛知県碧南署は31日、大手プロバイダーの提供する掲示板サービスを悪用して、海賊版ソフトウェアを販売していた男性を著作権違反の疑いで逮捕した。男性は、電子掲示板に海賊版ソフトの販売広告を掲載した上でリストを電子メールで送るなどして、顧客を集め、権利者に無許諾でCD-Rに複製し、宅急便で送り販売していたという。99年12月頃から逮捕されるまでに、全国の約140人に対して、自分が購入したソフトや海賊版として入手したソフトを元に、約100万円を売り上げていた。男性は、インターネットで海賊版ソフトが販売されているのを知り、小遣い稼ぎになることからそれを真似て始めたと供述しているという。

また、高知県警生活保安課と南国署は1日、電子メールを悪用して、海賊版ソフトウェアを販売していた男性の自宅を著作権法違反の疑いで家宅捜索し、同日男性を逮捕した。男性は、「バックアップ代行システム」などと称した海賊版ソフト1000タイトル以上のリストを電子メールで送り、顧客を集め、無許諾でCD-Rに複製し、宅急便で送って販売していたという。判明しているだけでも、全国約300人にビジネス、ゲーム、グラフィックの海賊版ソフトを販売し、代金は自ら開設した架空名義の銀行口座に振り込ませていた。同署では、男性の調べを進め、海賊版販売の規模や架空口座開設の目的など、事件全容の解明を急いでいるという。

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