伊藤忠テクノサイエンス(株)(CTC)とオリックス・レンテック(株)は5月31日、都内において、“iDC・xSPワンストップレンタルプログラム”サービスを発表した。
これは2社が共同で、これからデータセンターやサービスプロバイダー事業に参入しようとする事業者に対して、サーバーなどのハードウェアをレンタルするサービス。レンタル以外に、運用監視やヘルプデスク、アプリケーション構築などのサービスもオプションとして、CTCが請け負うという。
サービスは、24ヵ月あるいは12ヵ月契約の定額月払い。オリックス・レンテックが在庫を持ち、受注後1週間以内に環境の設定を行い、配送するという。メンテナンスサービスは24時間365日、対応するとしている。
CTCの後藤攻代表取締役社長は、「データセンターやサービスプロバイダーは、設備投資など不確定要素がある。しかも技術革新や進歩があり、スピードがある。初期投資を抑え、スピードに対応できるように、サポートをしたい」と語った。
CTCの後藤攻代表取締役社長 |
オリックス・レンテックの佐々木俊二代表取締役社長も、「インフラ整備は従来、買取かリースだったが、世の中レンタルの方向に向かっていると思う。事業者はシステムの陳腐化のリスクを最小限にし、スピーディーな事業展開をしてもらえればと思う」と述べた。
オリックス・レンテックの佐々木俊二代表取締役社長 |
レンタルの対象となるハードウェアは、サービスの開始当初には、米サンマイクロシステムズ社の『Sun
Enterprise 420R』『Sun Enterprise 220R』『Netra t1 Model 105』の3種類のサーバーに限定される。ほかに米シスコ社のルーターも提供される。扱う機種については、需要に応じて今後検討していくという。
サービスは7月1日から開始の予定で、1年間に定価ベースで100億円の売上げを見込むという。