【RealConference2000 Report Vol.2】米RealNetworks、『RealPlayer 8』を発表(レビュー編)
2000年05月26日 00時00分更新
『RealPlayer 8』の主な特徴としては、
・米RealNetworksと米インテルの共同開発によるビデオフォーマット、『RealVideo8』に対応
・2500以上のラジオ局が選択できる『Real.com Radio Tuner』
『Real.com Radio Tuner』さまざまなジャンルから局を選択することができる |
・ストリーミングコンテンツガイド『Real.com Guide』のプレイヤー内表示
RealPlayer内に統合された『Real.com Guide』 |
・サウンドの臨場感をアップさせることができるQsound社の『iQfx
Basic』の搭載
(別途アップデートで『iQfx 2 Basic』プラグインを追加する必要がある)
サウンドの臨場感がアップする『iQfx2 Basic』 |
・20種類以上のフォーマットのサポート
・ストリーミングMP3の対応
・通常のビデオファイルの1/20のデータ量で、迫力ある3Dムービーが配信できる『RichFX』に対応
・マクロメディア社のFlash4形式の『Flashムービー』に対応(前バージョンまでは
Flash2形式までしかサポートされていなかった)
・サウンドにあわせて画像が変化する『Visualizations』
5つの視覚効果から選ぶことができる『Visualizations』 |
最新のプログラムが手軽に追加できる『Check for Update』も |
Flash4形式のサポートにより、Flashムービーンテンツが増える
キーノートスピーチや展示会場のデモでは広帯域への対応がクローズアップされているが、ダイヤルアップユーザーが多い日本の現状では、その恩恵を受けるのは少し先になりそうだ。回線に余裕があるユーザーは同社のWebサイトにRealVideo8形式にエンコーディングされたクリップがあるのでチェックしてみよう!使ってみた感想としては、1クリックでサウンドの臨場感をアップすることができる『iQfx2 Basic』の搭載(アップデートで追加できる)や、より視覚的に選びやすくなった『Radio Tuner』などが便利な機能だろう。
ストリーミングコンテンツ制作者にとっては長い間待ち望んだFlash4形式がサポートされた事で、いっそうFlashムービーを使ったRealコンテンツが増えると思われる。
RealPlayerを起動したときにはインターフェースが大幅に変更されていないためぱっと見では違いが分かりにくいかもしれないが、各種サービスのボタンを押せばすぐに違いが分かる。
今回はMac版も同時に公開されているので、いつも待たされていたMacintoshユーザーも問題なく最新のストリーミングコンテンツ再生環境を手に入れることができる。RealPlayer 8にはストリーミングコンテンツを楽しむ環境がより豊富に提供されている。