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沖データ、1200×600dpiの小型A4ページプリンターを発表――パラレルとUSBインターフェースを搭載

2000年05月25日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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(株)沖データは25日、印刷解像度1200×600dpiの、パラレルとUSBの2つのインターフェースを搭載した小型のページプリンター『MICROLINE 8wU』を発表した。最大A4用紙まで印刷が可能。Windows 95/98/2000とMac OS 8.1以上に対応している。価格は4万9800円で、6月1日に出荷開始される。

『MICROLINE 8wU』
『MICROLINE 8wU』



MICROLINE 8wUは、'99年9月に発表された『MICROLINE 8w』の後継となる機種で、LED(発光ダイオード)ヘッドを採用したことにより、幅320×奥行き201×高さ171mm(突起部は除く)という小型サイズを可能にしたとしている。設置面積では、他社の同クラスのページプリンターと比較して最も小さいという。8wではパラレルインターフェースとシリアルインターフェースを搭載していたが、8wUではシリアルインターフェースの代わりにUSBを搭載した。

印刷速度は最大でA4を毎分8枚印刷可能(コピーモード時)で8wと同じだが、印刷解像度は600×600dpiから1200×600dpiに向上した。これは、新しく開発したカスタムCPUと、同社が“HIPER-W(Host based Image Printer for Windows)”と呼ぶ、効率的なデータ転送が可能なコマンド体系の組み合わせにより実現したという。なお、Windows 95/98環境では、USBとパラレルの両方のインターフェースが利用可能だが、印刷速度に違いはないとしている。

8w同様に、トナーカートリッジとイメージドラムカートリッジを独立させ、トナーが切れた場合にトナーカートリッジのみを交換可能。A41枚あたりのランニングコストは約3.8円となっている。また、冷却ファンを持たないため、待機時の消費電力も約5Wに抑えたとしている。

パラレルインターフェース使用時には、Windows 95/98/NT 4.0、USBインターフェース使用時には、Windows 95/98/2000およびMac OS 8.1から9.0.4日本語版が利用できる。プリンター本体には電源スイッチのみを備え、各種の設定はすべてパソコン側で行なえる。

沖データによると、「8wでは、ほとんど個人やSOHOで使われると予測していたが、予想以上に企業での利用が多かった。これは遠くの高速ネットワークプリンターよりも、近くにおけるプリンターが好まれたことや、機密性の高い文書の印刷などでの用途が大きかったため」としており、8wUでは企業向けにも積極的に展開する。年間の販売予定台数は3万台としている。

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