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サーバーメーカー各社、Pentium III Xeon-700MHzを搭載したサーバー製品を発表

2000年05月24日 00時00分更新

文● 編集部

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23日にインテル(株)が『Intel Pentium III Xeon-700MHz』プロセッサーを発表したのを受けて、同日、サーバー各社が搭載製品を一斉に発表した。

日本ヒューレット・パッカード(株)は、パソコンサーバー『HP NetServer』の8CPUおよび6CPUモデルに、Pentium III Xeon-700MHz搭載モデルを追加して7月3日に販売と出荷を開始する。併せて、6月1日に同製品のPentium III Xeon-550MHz搭載モデルを最大約14パーセント値下げする。Pentium III Xeon-700MHzを搭載するのは、8CPUを搭載可能な最上位モデルのラック型サーバー『HP NetServer LXr8500』、ならびに6CPU搭載可能な床置き型サーバー『同 LH 6000』、ラック型サーバー『同 LH 6000r』、薄型ラック専用型サーバー『同 LT6000r』の3シリーズの計4シリーズ。全てのシリーズに2次キャッシュ容量が1MB版と2MB版を用意するので、全部で8機種となる。価格は『LXr8500』が370万円から410万円、『LH 6000』が222万円から283万円、『LT6000r』は238万円から391万円。

『NUMA-Q 2000 E410』 『NUMA-Q 2000 E410』



日本アイ・ビー・エム(株)は、Pentium III Xeon-700MHz搭載モデルとして大型サーバー『NUMA-Q 2000 E410』を26日に、パソコンサーバー『Netfinity 6000R』と『同 8500R』の2モデルを6月9日より順次出荷開始する。『NUMA-Q 2000 E410』(7022)は、クラスター構成の場合、最大24Quad(1Quad=4CPU)、96個のプロセッサーが搭載可能な大型IAサーバー。価格は1267万7500円より。『Netfinity 6000R』(8682-2RY)は4ウェイSMP対応の性能を4Uサイズの省スペース性で提供するラック専用サーバー。ASPやデータセンター事業向けの製品と位置付けている。価格は195万円。『同 8500R』(8681-8RY)は、データセンター向けのエンタープライズサーバーで『Netfinity』の最上位製品。8Way SMP対応のProfutionチップセット、512MBのSDRAMメモリーなどを標準搭載する。価格は350万円。

『Compaq ProLiant 8500 6/700』 『Compaq ProLiant 8500 6/700』



コンパックコンピュータ(株)は同日、Pentium III Xeon-700MHz搭載モデルとしてIAサーバー『Compaq ProLiant 8000 6/700』と、『同 8500 6/700』の2製品の出荷を6月下旬に開始する。両製品ともERPやデータベース、Eコマースなど24時間365日の稼動が必要な基幹系システム向けのIAサーバー。価格は前者が592万円からで、後者は552万円から。

『apricotFT8000モデル460シリーズ』
『apricotFT8000モデル460シリーズ』



三菱電機(株)は、クライアントサーバー『apricotFT8000モデル460シリーズ』にPentium III Xeon-700MHz搭載モデルを追加して7月31日に発売する。これはPentium III Xeonプロセッサーを4CPUまで拡張可能なサーバー。最大4GBのECCメモリーを搭載できるとともに、Wide Ultra2 SCSI対応の10台のホットスワップディスクをサポートする。価格は206万円より。

『PRIMERGY 6900』 『PRIMERGY 6900』



富士通(株)は、Pentium III Xeon-700MHzを搭載したIAサーバー『PRIMERGY 6900』を販売開始した。出荷は9月下旬より。これは、Pentium III Xeon-700MHzを最大8個まで搭載可能な、大規模システム向けのサーバー。同社のサーバー製品『GRANPOWER 6000シリーズ』の後継機種にあたり、従来機種と比較して価格性能比を2.5倍まで向上させたという。価格は1960万円より。

日本電気(株)とNEC東芝情報システム(株)は、Pentium III-600MHz、およびPentium III Xeon-700MHzを搭載した並列型汎用小型コンピューター『パラレルACOS i-PX7300』の販売を開始した。出荷開始は7月31日。月額利用料金は32万円から600万円。『パラレルACOS i-PX7300』は、インターネット環境での基幹システムが構築できる中小企業向けのコンピューター。両社が'96年11月より販売している並列型汎用コンピューター『AX7300V』の後継機種に位置付けられ、価格性能比を従来機種の3.5倍に高めたという。

ほかに、沖電気工業(株)と日本ユニシス(株)がPentium III Xeon-700MHzを搭載したサーバー製品を近日中に発表する予定。

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