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ラブレターワームの変種が拡散、タイトルや添付ファイル名は不定

2000年05月19日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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今月初めに世界的に猛威を振るった『VBS/LOVELETTER』(ラブレターワーム)の変種『VBS/NEWLOVE.A』が発見されたと、19日、ウイルス対策ソフトメーカー3社が一斉に報告した。『VBS/NEWLOVE.A』に注意をする必要があるのは、Windows 95/98/NT/2000ユーザー。ラブレターワーム同様にVBS(Visual Basic Script)で記述されており、『Microsoft Outlook』のアドレス帳登録データを悪用して、電子メールの添付ファイルとして拡散している。

ラブレターワームと異なるのは、自らプログラムコードを変化させるという“ポリモーフィックタイプ”であるという点。電子メールのタイトルや添付ファイル名は、ユーザーが最近使用したファイル名が付けられるので、ラブレターワームのように、特定のタイトルや添付ファイル名に気を付けていれば良いというものではない。

注意事項

この変種に対し、トレンドマイクロ(株)は以下のような注意事項を挙げている。

(1)例えば、電子メールの件名“FW:sysytem.ini”に対しファイル名“sysytem.ini.htm.vbs”といったように、電子メールの件名と添付ファイル名が同じメールが送られてきた場合、メールは絶対に開かないで削除する
(2)不審なファイルは実行しない
(3)覚えのないvbsアイコンは実行しない

各ウイルス対策ソフトメーカーは、それぞれウィルス情報やワクチンの提供を開始している。また、マイクロソフト(株)では、Outlookのセキュリティアップデート日本語版のリリースを近日に予定している。

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