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エムエスオージャパン、知的ゲームのネットワーク対戦サイトをオープン

2000年05月19日 00時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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英MSO(Mind Sports Olympiad) Worldwide社の日本法人である(株)エムエスオージャパンは、将棋やチェスなどの知的ゲームをネットワークで対戦できるウェブサイト“World Net Olympiad”の日本版サイトを10月1日にオープンすると発表、本日都内ホテルで記者発表会を行なった。

エムエスオージャパンの柳澤代表取締役エムエスオージャパンの柳澤代表取締役



英MSO Worldwideは、知識や知能を競い合うゲーム大会として'97年に英国で始まり、その後法人化した会社で、チェスやバックギャモンなどのゲームをオリンピック競技に見立て、毎年8月に世界大会を開催している。

“World Net Olympiad”に参加したいユーザーは、専用のクライアントソフトをダウンロードする必要がある。専用ソフトを利用して参加したいゲームを選択し、同社のネットワークセンター内のサーバーに接続する。接続後、ゲームに参加しているユーザー一覧が表示され、対戦相手を選んでゲームを開始する仕組みとなっている。

ゲームは、囲碁や将棋、オセロ、チェスなど15種類が用意されている。すべてのネットワーク対戦結果は、韓国に設置されているデータサーバーで一元管理されており、韓国と日本を合わせた対戦ランキングが表示される。今後は、対戦ランキング結果にタイやシンガポールなどのデータも追加し、世界ランキングも表示できるようにするとしている。

専用ソフトを使っての将棋ゲームのネットワーク対戦の様子
専用ソフトを使っての将棋ゲームのネットワーク対戦の様子



ウェブサイトは、スタート後しばらくはマーケティング期間として無料で運営し、その後、ソフトのダウンロード料金や手数料といった課金システムを導入するという。また、ゲームのライセンス事業も計画しているという。

また同社は、オフラインでの知的ゲーム大会を運営する任意団体“日本マインドスポーツオリンピアド協会”を7月に設立する。日本マインドスポーツオリンピアド協会は、同社の支援を得て、オフラインでの知的ゲームの地区大会、全国大会を開催する。この全国大会で入賞した参加者は、8月に英国ロンドンで行なわれる世界大会に出場できるという。

同社は、国内の協会団体に対し、日本マインドスポーツオリンピアド協会への発起人としての参加や、イベントのタイアップなどを呼びかけているという。

同社代表取締役の柳澤奈美氏は、「当社はMSOの日本法人として、国内における知的ゲームの普及を行なう。昨年は、国内から約100名の個人参加者が世界大会に出場し、数名がメダルを獲得している。オンライン、オフラインを問わず、知的ゲームの普及を促進していきたい」としている。

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