アドビシステムズ(株)は16日、XML出力可能な文書管理ツール『Adobe
FrameMaker(アドビフレームメーカー)6.0 日本語版』と『Adobe FrameMaker +
SGML 6.0 日本語版』を発表した。両製品には、それぞれWindows版、Macintosh版、UNIXパーソナルライセンス版、UNIXシェアードライセンス版の4種類があり、全種類とも7月7日に販売を開始する。
両製品は、技術文書、マニュアルなどの大量の文書を管理し、ウェブを使った配信や紙面への印刷などが行なえるツール。同ツールで文書を一度作成すれば、XML、HTML、PDFなどのいろいろなファイルフォーマットに出力でき、文書の出力までの数々の工程を管理できるという。また、同ツールは、今回のバージョンアップで米Quadralay(クアドラレイ)社のXML文書出力ツール『WebWorks
Publisher Standard Edition』を統合したため、CSSおよびXSL(eXtensible Stylesheet
Language)の両方に対応したXML文書を作成でき、ウェブブラウザーなどで表示できるという。さらに、両製品のうちAdobe
FrameMaker + SGML 6.0 日本語版は、SGML文書にも対応し、複雑な構造の文書でも、いろいろなプラットフォームで共有可能になるという。
動作環境は、Windows版がOSにWindows 95/98/NT 4.0/2000、Pentium互換以上のCPU、32MB以上のメモリーを搭載したパソコン。Macintosh版がOSにMac
OS 8.5.1/8.6/9.0、32MB以上のメモリーを搭載したPower Macintosh。UNIX版がSolaris
2.5.1/2.6/7搭載のSPARCstation、HP-UX 10.2/11.0搭載のHP-9000 700/800、AIX
4.2.1/4.3.2/4.3.3搭載のSystem/6000。両製品のWindows版およびMacintosh版は、同社製品の販売店およびホームページを通じて販売し、価格はAdobe
FrameMaker 6.0 日本語版が11万円、Adobe FrameMaker + SGML 6.0 日本語版が19万8000円。また、両製品のUNIXパーソナルライセンス版およびUNIXシェアードライセンス版は、販売店のみが扱い、価格はオープン(予想価格は非公表)。