コダック(株)の16日付けの発表によると、米イーストマン・コダック社が現地時間の15日に、ISO
6400相当までの超高感度撮影が可能なプロ用一眼レフデジタルカメラ『コダック
プロフェッショナル DCS 620x デジタルカメラ』を発表した。
カメラボディーにFマウントのニコンF5を採用した『コダック プロフェッショナル DCS 620x デジタルカメラ』 |
CCDには、13μm正方画素でフルフレーム方式の200万画素のセンサーを搭載(有効解像度は水平1728×垂直1152画素)。ポリシリコン素材ではなく、青感度が約2.5倍のITO(Indium
Tin Oxide:酸化インジウムスズ)のセンサーを採用している。ISO感度は400から6400。赤外カットローパスフィルターを内蔵する。連続撮影は毎秒3.5コマで12コマまで可能。撮影した画像データはLossless圧縮でRAWデータのまま記録され、階調再現性はRGB各色12bitとなっている。PCカードスロット(Type
I/II/III)を持ち、260MBのPCカードで約100コマ程度の記録が可能という。また、カラーフィルターの配列パターンを変更し、低ノイズ技術を採用したという。国際新聞電気通信評議会(IPTC)の規格に準拠したキャプションデータの入力に対応しており、システム開発用APIも提供するほか、今後、GPS対応や、携帯電話を利用するデータ送信オプションを追加する予定という。なお、国内での発売日と価格は未定。