富士通エフ・アイ・ピー(株)は、同社のインターネット対応アプリケーションと業務アプリケーションを統合したASPサービス“BeStage(ビーステージ)”の提供を開始したと発表、本日記者発表会を行なった。
同社代表取締役社長の池田隆夫氏 |
BeStageは、“アクセスマネジメントサービス”、“コラボレーティブサービス”、“eコマースサービス”、“ビジネスアプリケーションサービス”、“サイエンスアプリケーションサービス”の5つのカテゴリーで構成、合計57種類のASPサービスが用意されている。
アクセスマネジメントサービスは、ウイルス対策やデータの暗号化、ユーザー認証、ヘルプデスクといったサービスを提供する。コラボレーティブサービスは、同社独自開発のグループウェア『YellowTail』を利用したコミュニケーションサービス“Extraスタンダード”や、特定業務を行なう企業向けに顧客との間での電子メールや掲示板、スケジュール管理といったコミュニケーションサービスを提供する。
eコマースサービスは、同社の既存製品である企業向けEC/EDIシステム“TradeFront”に、サーバーショップ構築などを統合したサービス。ビジネスアプリケーションサービスは、リース会社や健康保険組合など特化業種向けのERPシステムを提供する。サイエンスアプリケーションサービスは、土木設計支援システムや製薬業者向け管理システムなど技術分野に特化したアプリケーションを提供する。
価格形態は、従量制、定額制、顧客ごとの見積もり制があり、各サービスによって異なるという。
同社代表取締役社長である池田隆夫氏は、「すでに実績のある当社のシステムをインターネットに対応させ、トータルなASPサービスとして提供していく。流通業を中心にサービス展開をしていきたい。1年後にはサービスメニューを合計100種類にまで拡充する予定だ。3年後の売上販売は400億円を見込んでいる」としている。