このページの本文へ

日立、『Prius』の初夏モデルを発表――液晶TVディスプレーセットモデルやDV編集機能を追加

2000年05月16日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(株)日立製作所は16日、パソコン『Prius』シリーズの初夏モデルを発表した。15インチの液晶TVディスプレーをセットにしたモデルや、DV編集機能を新たに追加したモデルが登場。価格の面でも春モデルに比べ、数万円下げたという。

発売となるのは5機種10モデルで、デスクトップモデルが6モデル、ノートブックモデルが4モデルとなっている。デスクトップモデルではこれまでの一体型のほかに、本体とディスプレーを分けたモデル『Prius DECK 650P』が新たに追加された。B5サイズノートブックには12.1インチ(XGA)TFT液晶ディスプレーを採用。すべてのモデルに、Office 2000 Personalあるいはジャストホームをプレインストールするようになった。

DV編集機能を搭載したPrius DECK 650P

Prius DECK 650Pは3モデル。15インチ液晶TVディスプレーを採用したモデル(型番:6505PV60P)、17インチフラットCRTディスプレーとセットのモデル(型番:6507C60P、同60PJ)がある。3モデルともディスプレーと本体が分かれている。

Prius DECK 650P(6505PV60P)
Prius DECK 650P(6505PV60P)



これらの3モデルは、いずれもTVチューナーを内蔵しておりTVをHDDに録画できるほか、新たにi.LINK端子を採用しDV編集機能を搭載した。液晶TVディスプレーモデルでは、ディスプレー自体にもチューナーが内蔵されており、ディスプレーのみでTVを見たり、本体で録画中のチャンネルとは別のチャンネルのTVを見ることも可能。

CPUは3モデルともPentium III-600EMHzを採用。チップセットはi440ZXで、メモリーは128MBのSDRAM、HDDはUltra ATA対応の30GBを搭載している。DVDドライブは最大8倍速、CD-ROM時最大40倍速のものを搭載。V.90/K56flex対応のモデルを内蔵。PCカードスロット(TypeII)×1を備えている。

ビデオチップはカナダATI社のRAGE Mobility-M1(VRAM 8MB)を、サウンドチップはSound Blaster Pro互換のものを搭載し、光デジタル出力、ドルビーデジタルに対応。手持ちのヘッドフォンでドルビーサラウンドサウンドを楽しめるドルビーヘッドフォン機能を装備している。

OSはWindows 98 Second Edition。価格と搭載するオフィス製品については表を参照してほしい。

このほかにPrius DECK 610Pがあり、こちらは本体とディスプレーが一体となった従来からPriusを継承。こちらもドルビーデジタル、DV編集機能を新たに搭載するなど進化を遂げた。



モデル


オフィス製品


予想実売価格


Prius DECK 650P(6505PV60P)


Office2000 Personal


35万円前後


Prius DECK 650P(6507C60P)


Office2000 Personal


22万円前後


Prius DECK 650P(6507C60PJ)


ジャストホーム


20万円前後


Prius DECK 610P(6105ST60PJ)


Office2000 Personal


30万円前後


K6-2+-450MHzを搭載し価格を抑えたモデルが追加

新しくK6-2+-450MHzを搭載した低価格モデル『Prius 300P』が追加された。14.1インチ液晶ディスプレーと本体を一体とした筐体で、本体カラーにパールホワイトを採用している。

チップセットにはSiS 540を採用し、ビデオチップとサウンドチップをオンボードに搭載している。メモリーは64MB、HDDは10.2GB、最大6倍速のDVDドライブを搭載している。キーボードとマウスはUSB接続のものを採用。V.90/K56flex対応のモデムを内蔵している。

価格はオープンプライス。予想実売価格は、Office 2000 Personal搭載モデルが20万円前後、ジャストホーム搭載モデルが18万円前後。

Prius 300P
Prius 300P



B5サイズにXGAが表示できる12.1インチTFT液晶を採用

ノートブック型はA4サイズが3モデル、B5サイズが1モデルの計4モデルが発売となった。

A4サイズモデル『Prius note 20P』は、14.1インチTFT液晶ディスプレー(XGA)とDVDドライブを採用したモデル(型番:204T50P)がCPUにMobile Celeron-500MHzを、12.1インチTFT液晶ディスプレー(SVGA)とCD-ROMドライブを採用したモデル(型番:202T45P、同45PJ)は、CPUにMobile Celeron-450MHzを採用している。

あらたにワンタッチボタンを4つ装備したほか、PS/2ホイールマウスが標準で添付される。

Prius note 20P
Prius note 20P



B5サイズモデル『Prius note 220P』は、B5サイズとしては最大クラスの12.1インチTFT液晶ディスプレー(XGA)を搭載している。CPUにはMobile Celeron-450MHzを採用。メモリーは64MB、HDDは12GB、最大24倍速のCD-ROMドライブを搭載している。モバイルで通信することを考慮して、携帯電話・PHS(64kbps)インターフェースを標準装備している。OSはWindows 98 Second Edition。



モデル


オフィス製品


実売価格


Prius note 20P
(204T50P)


Office2000 Personal


25万円前後


Prius note 20P
(202T45P)


Office2000 Personal


20万円前後


Prius note 20P
(202T45PJ)


ジャストホーム


18万円前後


Prius note 220P
(2202T45P)


Office2000 Personal


27万円前後


出荷は、Prius 650P以外が5月27日から、Prius 650Pが6月3日から。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン