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日本HP、A3ノビ対応インクジェットプリンターを発表――高速化した上位機と5万円切る普及機の2機種

2000年05月16日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

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日本ヒューレット・パッカード(株)は16日、A3ノビ対応のカラーインクジェットプリンター2機種を発表した。印刷スピードの高速化を図った上位機『HP DeskJet 1220C』と、スペックダウンで低価格化した普及機『HP DeskJet 1125C』。1220Cは6月3日発売で、価格は7万4800円。1125Cは7月上旬に発売予定で、価格は4万9800円。また同時に、A4対応のカラーインクジェットプリンター『HP DeskJet 955C』と『HP DeskJet 815C』に、デザイン重視のカラーリングを施した限定モデルを発表した。

『HP DeskJet 1220C』
『HP DeskJet 1220C』



DeskJet 1220CはA3ノビ対応のインクジェットプリンター。プリント解像度は2400×1200dpi。印刷スピードはA4カラーで毎分9.5枚、同モノクロで毎分11枚。従来製品の『DeskJet 1120C』(カラー毎分4.5枚、モノクロ毎分6.5枚)と比べ約2倍のスピードアップを実現したという。また新開発のインクカートリッジにより、1インクドロップ当たり5pl(ピコリットル:1兆分の1リットル)の微粒子を達成、同社のドットコントロール技術“PhotoREt III”により1ドット当たり最高29ドロップを打ち出すことが可能に。このため専用紙、普通紙ともに画像印刷の“写真品質”を実現しているという。

このほか本体前面に“プリントキャンセルボタン”を装備。印刷中でもボタンを押すことで印刷ジョブを解除し、プリンター内のデータも削除することができる。また光学式の用紙幅センサーを内蔵し、ドライバーの用紙設定とセットされている用紙が異なると、パソコンのディスプレーに警告が表示される。またオフィス使用を想定し、文書の背景に“社外秘”“CONFIDENTIAL”といった単語を印刷する“透かし文字機能”を備えた。

インターフェースはパラレルとUSBを標準装備。Windows 3.1/95/98/NT/2000と、Mac OS 8.1以降に対応する。サイズは用紙トレイを閉じた時が幅592×高さ233×奥行き381mm、開いた時は奥行き672mm。重さは約10kg。

『HP DeskJet 1125C』
『HP DeskJet 1125C』



1125Cは普及価格帯のA3ノビ対応カラーインクジェットプリンター。印刷スピードなど基本スペックはほぼ前機種と同じだが、価格を3万5000円引き下げた。印刷解像度は1200×1200dpi。印刷速度はA4カラーで毎分5.5枚、同モノクロで毎分7枚。パラレルかUSBでパソコンと接続する。対応OSは1220Cと同じ。サイズは用紙トレイを閉じた時が幅579×高さ223×奥行き380mm、開いた時の奥行きは668mm。重さ約9.4kg。

A4対応プリンターにプレミアムカラーバージョン

同社は『HP DeskJet 955C-AP』『DeskJet 815C-SW』の2機種を発表した。これは同社のA4対応インクジェットプリンターの本体カラーを、女性向けのカラーに変更した“プレミアムカラーバージョン”。6月3日から、両機種とも限定3万台が販売される。

『HP DeskJet 955C-AP』
『HP DeskJet 955C-AP』



955C-APは、同社のDeskJet 955C(印刷解像度2400dpi)の本体色に“アクアパープル”カラーを採用した。メタリックカラーのパソコンとの接続を意識したという。基本性能などに変更はない。価格は2000円アップの4万9800円。

『DeskJet 815C-SW』
『DeskJet 815C-SW』



815C-SWは、同社のDeskJet 815C(印刷解像度1200dpi相当)の本体カラーを“シルキーホワイト”に変更したもの。特に女性の利用者をターゲットにしている。価格は2000円アップの3万6800円。

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