(株)ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE)は10日、Linuxサーバー管理ソフト『HDE
Linux Controller 2.0 Standard Edition』(以下Standard Edition)と、上位版の『HDE
Linux Controller 2.0 Professional Edition』(以下Professional Edition)を発表した。Standard
Editionは、価格が3万円の予定で7月中旬に発売。Professional Editionは、価格が未定で今年秋に発売する。
両製品は、Linuxサーバーをクライアントのウェブブラウザーから設定、管理するソフト。Standard
Editionは、今回のバージョンアップで“ソリューション別初期設定ウィザード”と“システムウィザード”を新たに搭載した。“ソリューション別初期設定ウィザード”では、サーバーの使用目的を、インターネットサーバー、イントラネットサーバー、ゲートウェイサーバー、ファイルサーバーの中から選択すれば、設定値を自動的に生成し、目的に適したサーバーの構築を行えるという。また、“システムウィザード”では、専門知識を持たない管理者でも、ウィザードの指示に従って必要項目を入力するだけで各システムの設定が完了するとしている。たとえば、ネットワークの設定では、同ソフトがネットワークの状況を自動的に調査し必要な設定内容を導き出すという。
一方、Professional Editionでは、Standard Editionの機能のほかに、暗号通信プロトコル“SSL”や電子メールプロトコル“APOP”に対応し、CSV形式によるユーザーの一括登録機能やディスクの使用制限を行なう“quota”の設定機能を搭載し、セキュアなサーバーを構築できるという。