(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は11日、機能拡張に対応した『プレイステーション
2』(PS2)を10月26日に北米市場で発売すると発表した。初回出荷台数は100万台以上。価格は299ドル(約3万2600円)。今回のモデルは、3月4日に発売した日本向けモデルから、本体の基本サイズをほとんど変えずに、将来の機能拡張に対応したハードウェアを収納するための拡張スペースを内部に確保したもの。この機能拡張ユニットには、3.5インチドライブベイとネットワークインターフェースを装備する予定。また、DVDビデオ、および音楽CD再生機能をあらかじめ本体内にファームウェアとして組み込ませたという。本体のサイズは幅301×奥行き×182×高さ78mmで、重さは2.4kg。アナログコントローラー『デュアルショック』とAVケーブル、電源ケーブルを同梱する。周辺機器の価格は、『デュアルショック』、専用メモリーカード(8MB)、専用マルチタップの3製品はともに34ドル(約3700円)。
PS2は、発売以来約2ヵ月で出荷が180万台を超え、引き続き好調なフォーマットの普及が進んでいるという。これを受けてSCEIは、国内の拡大する需要および海外への展開に伴うPS2の増産に対応するため、約1300億円を投資し0.18μmプロセスの微細加工技術を導入した半導体生産能力の増強を進めているという。このLSIの生産投入は6月を予定している。
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