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カノープス、USB対応オーディオデバイスを発表

2000年05月10日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

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カノープス(株)は、USB対応のオーディオデバイス『MD-Port』を発表した。MD-Portは同社が今年1月に発表した『DA-Port 2000』(2万6800円)の下位製品で、入出力端子を各1系統にし、ソフトウェアシンセサイザーを省くなどして価格を抑えた。同社製のマルチメディアコントローラーソフトウェア『MEDIACRUISE』と、(株)ジャストシステムのMP3ソフトウェア『MP3 BeatJam』がバンドルされる。価格は1万6800円で、5月末に出荷予定。

『MD-Port』筐体の色はオーディオ機器をイメージした黒
『MD-Port』筐体の色はオーディオ機器をイメージした黒



USB対応オーディオデバイスは、パソコンのPCIスロットなどに差して使用するサウンドカードと異なり、パソコン内部で発生する電磁ノイズの影響を受けないため、音質面で有利という。また、ノートのような拡張スロットのないパソコンでも、光入出力端子を追加することができるとしている。

MD-Portの動作中は、ケース上部の“MD-Port”ロゴが黄緑色に光る
MD-Portの動作中は、ケース上部の“MD-Port”ロゴが黄緑色に光る



インターフェースとしては、パソコンとの接続用としてUSBポート×1、入力端子としてEIAJ CD-1201準拠の光ミニジャック×1(サンプリング周波数48kHz、44.1kHz、32kHz)、出力端子として光ミニジャック×1(サンプリング周波数44.1kHz)とステレオミニジャック(光ミニジャックと兼用)を備える。電源はUSB経由でパソコンから供給される(消費電流は約250mA)仕組み。サイズは幅75×奥行き94×高さ22.5mm(突起部含まず)で、重さは約200g。USBケーブル接続時に本体が滑らないような重さにしたという。

『MEDIACRUISE』画面
『MEDIACRUISE』画面



MD-Portの光ミニジャックを通じて、MP3ファイルなどパソコン上の音楽ファイルをMDレコーダーに出力でき、手軽にMDに録音ができるとしている。WAVEファイルやMP3ファイルへの録音や再生は、付属のMEDIACRUISEを使って行なえる。なお、MEDIACRUISEを使用して音楽CDから録音した音楽データを、光ミニジャックから出力してMDに録音した場合には、コピーマネージメント機能が働き、さらにそのMDからの孫コピーはできない。また、MEDIACRUISEのパネルデザインは(株)ケンウッドのカーオーディオなどのデザインを手がける(株)ケンウッドデザインによるもの。

ジャストシステム製『MP3 BeatJam』画面
ジャストシステム製『MP3 BeatJam』画面



また、バンドルされるMP3 BeatJamを使うと、パソコンのCD-ROMドライブを利用して音楽CDからMP3ファイルを作成したり、MP3ファイルを整理し、オリジナルアルバムとしてCD-Rに焼くことができる。MP3 BeatJamは、ジャストシステムが販売しているパッケージ(4800円)に含まれるものと同等品。

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