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NTTドコモ、欧州セルラー会社の持株会社の株式取得で覚書を締結

2000年05月10日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)は9日、オランダのKPN社の子会社KPN Mobile N.V.の議決権株式15%の取得に関する覚書について、KPNとKPN Mobile N.V.と合意し、同日に調印したと発表した。

KPN Mobile N.V.は、オランダ、ドイツ、ベルギー、ハンガリー、インドネシア、ウクライナを事業地域とする各セルラー会社に出資する持株会社で、オランダのKPN社の完全子会社。加入者数380万人のオランダのセルラー会社KPN Mobile The Nederlands B.V.には議決権株式の100%、加入者数440万人のドイツのセルラー会社E-Plus Mobilfunkには議決権株式の77.5%を出資している。1999年10月にKPN社より分離し、設立され、資本金20億ユーロ(約2000億円)で、発行済株式数は10億株。NTTドコモによるKPN Mobile N.V.社の議決権株式15%の取得金額は、想定で50億ユーロ程度(約5000億円)。NTTドコモは、今回の資本参加を通じて欧州の移動通信事業に参加し、KPN Mobile N.V.社にはIMT-2000サービスやモバイルマルチメディアサービスに関する技術支援を行ない、役員派遣などにより経営に参加するとしている。

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