AMD、高速ネットワークアプリケーション対応のEthernetコントローラー『PCnet-PRO Fast Ethernetコントローラ』を発表
2000年05月09日 00時00分更新
日本AMD(株)の9日の発表によると、米AMD社は現地時間の8日、Ethernetコントローラー『PCnet-PRO
Fast Ethernetコントローラ』を発表した。現在サンプル出荷中で、6月に量産出荷する予定という。同社、もしくはAMD正規代理店から208ピンPQFPパッケージで出荷し、直接購入する場合、1万個ロット時の単価は1100円。
『PCnet-PRO Fast Ethernetコントローラ』は、同社製のEthernetコントローラー『PCnet
ファミリ』をベースにした製品。10/100Mbpsと半/全二重のオートネゴシエーション機能を備えたIEEE
802.3対応のFast Ethernet MAC(Media Access Controller)を搭載する。Media
Independent Interface(MII)を通じて、標準的なIEEE 802.3対応10/100Mbps Ethernet物理層(PHY)デバイスに接続できる。コントローラーには連想メモリーのCAM(Content
Addressable Memory)を使用するためのEADI(External Address Detection Interface)を搭載するため、高速ルーターにおけるハードワイヤーベースのアドレスフィルタリングが高速で実現可能という。また、DMAアーキテクチャーに基づく32bitPCIバスマスタリングインタフェースをサポートすることで、CPUとシステムバスの利用率を押さえ、高いデータスループットを実現するとともに、高速インターネットアプリケーションを利用する際に、システムリソースをほとんど必要としないパケット処理を実現したという。これにより、インターネットインフラメーカーは、ネットワークニーズに対応した製品を提供できるとしている。