日本アイ・ビー・エム(株)は4月27日、企業の購買・調達などの取引を電子化する“EDI(Electronic
Data Interchange)”の、アプリケーションからシステム運用までを請け負う“AST
WEB-EDIサービス”を5月8日に開始すると発表した。同サービスは、日本IBMと三菱商事(株)、セコム情報システム(株)などの共同出資会社である(株)エイ・エス・ティ(AST)が'99年4月から提供していたサービスを、日本IBMが直接提供するもの。従来から、ASTをはじめとしたASP事業者にホスティングサービスを提供していたが、その上のアプリケーションサービスを、直接ユーザー企業に販売することで、サービスを強化する。
“AST WEB-EDIサービス”は、従来提供していた“Web EDIファイル転送サービス”と“Web
EDIアプリケーション・ホスティング・サービス”に新たに3つのサービスを加えて開始する。新サービスは、注文状況や納期回答情報、出荷・検収・売掛金明細情報などを扱う“Web
EDI EIAJ対応サービス”(料金は、発注者側が初期料金が15万円、利用料は月額10IDまでが1万5000円、以降1IDごとに1万5000円の追加、受注者側は初期料金が1万円で、利用料は月額8000円)、ファイアーウォールを経由したインターネット、もしくはセキュアーIPネットワーク接続で、サーバーを複数のユーザーで共用する“Web
EDI 共用サーバー・サービス”、ヘルプデスク窓口を提供する“Web
EDI アプリケーション・ヘルプデスク・サービス”(対応時間は祝祭日と12月29日から1月3日までを除く、月曜から金曜までの午前9時から午後5時45分まで、料金は月額固定料金で50IDまでが10万円、以降1IDごとに1000円の追加)となっている。