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富士通コワーコ、自己診断機能を備えたサーバー向け無停電電源装置『UPS Proシリーズ』2タイプを発表

2000年04月28日 00時00分更新

文● 編集部

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富士通コワーコ(株)は26日、新開発“パワーマルチプロセッシング方式”を採用したサーバー向け無停電電源装置『UPS Proシリーズ』2タイプを発表した。価格は、エコノミータイプが7万6000円~32万2000円、ハイグレードタイプが10万8000円~47万1000円で、5月中旬に販売を開始する。



同製品は、バッテリーの劣化診断、装置内部の異常診断などの自己診断機能を備え、各種トラブルを事前に回避する無停電電源装置。従来のトランスのタップ切り替えの代わりに、半導体スイッチで出力電圧制御を行なうパワーマルチプロセッシング方式を採用した。これにより、完全無瞬断でトランスやバッテリーの切り替えが行なえる。また、整流器とインバーターで電力変換を2回行なう従来の常時インバーター給電方式と比較すると、パワーマルチプロセッシング方式は、トランスの切り替えだけで電力変換が1回で済むため、従来の85%から93%に効率がアップした。

両タイプとも定格電流別に、7.5Aの『751』、10Aの『102』、15Aの『152』、20Aの『202』、30Aの『302』の5機種が用意されている。出力電圧精度は、エコノミータイプ(UPS E 751/102/152/202/302 Pro)がAC100V±10%、ハイグレードタイプ(UPS H 751/102/152/202/302 Pro)がAC100V±2%。本体サイズは、751の幅120×奥行き380×高さ295mmから、302の幅190×奥行き530×高さ450mmまで。重量は、751の14kgから、302の40kgまで。バッテリーはシール形鉛蓄電池で、バックアップ時間は、751の5分から、202の10分まで。

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