(株)ワープは、事業内容拡大に伴い社名を“株式会社スーパーワープ”*に変更すると発表、本日都内ホテルで説明会“Superwarp
Blossom”を行なった。
*株式会社スーパーワープは、現在登記申請中であり、設立日や資本金などの会社概要については後日正式に発表される。
![]() | スーパーワープの事業概念について説明を行なった飯野代表取締役 |
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スーパーワープは、“Hotcakes”、“Dreamap”、“Goodvibes”、“@tack”の4つのセクションで構成される。
Hotcakesはネットワークサービスを行なうセクションで、ユーザーひとりひとに合ったサービス提供を目指すという。キャラクターを利用したユーザーインターフェースのツールにより、さまざまな情報が提供される。キャラクターとユーザーが対話することで、キャラクターはユーザーの嗜好を把握し、ユーザーに適した情報を提供する。また同じような嗜好の他のユーザーとのネットワーク上での出会いの場も提供するという。
Dreamapは、DVD-ROMタイトルの制作セクションで、旧ワープの事業内容にもっとも近いもの。DVDフォーマットのインタラクティブなオリジナルタイトルを制作する。オリジナルタイトルの1回のプレイ時間は約30分ほどの予定で、第1弾タイトルは9月に発売するという。第1弾タイトルの初回リリースは数量を限定し、インターネットのみでの世界同時販売となる。
Goodvibesは音楽関連サービスを行なうセクション。アーティストとファン、およびファン同士のコミュニケーションの場を提供するという。同社は現在、いくつかの音楽プロダクションと話を進めており、近々具体的なサービスを発表するとしている。
@tackはネットワークゲーム制作セクション。ネットワークでのみ利用可能なゲームを制作するほか、そのゲームに関するコミュニティーも合わせて提供するという。同社は、来春までに1タイトルを発表するとしている。
説明会の壇上に立ったスーパーワープの代表取締役である飯野賢治氏は、スーパーワープの事業概念について説明した。
「スーパーワープの事業は、われわれが作りたい物を作ってユーザーに直接提供するという、これまでのワープの事業概念をさらに推し進めたもの。新しい事業チャンスを与えてくれたきっかけはネットワークだ」
「現在のウェブブラウザーを利用した情報収集は決して手軽ではない。われわれはHotcakesを利用して、便利で楽しくユーザーに合った情報を提供するサービスを行なう。DreamapではインタラクティブなオリジナルDVDタイトルを作成する。現在のDVDタイトルはほとんどが映画/TVなどの移植版で、オリジナルではない。さまざまな仕掛けのあるDVDタイトルを制作する。Goodvibesは、音楽の新しい楽しみかたを提案するもの。音楽配信はやるかもしれないが、それがメインのサービスではない。@tackでは、完全なネットワークゲームを制作する。そこで生まれるコミュニティーを重視したサービスを展開する。将来的には、これら4つの事業が融合して大きなスーパーワープになるだろう」
今回の説明会では、同社の事業概念のみが説明され、各サービスの具体的な紹介は行なわれなかった。各サービスに関する詳細、およびパートナー企業の紹介については、今夏行なわれる“Superwarp
Summer”で発表するという。
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“Superwarp Blossom”のオープニングに登場した“湯島白梅太鼓”。東京湯島天神に咲く白梅の美しさを表わすという太鼓の演技 |
![]() | 司会は緒川たまきさん。マックスファクター『SK-II』のCMや、NINTENDO 64DDソフト『巨人のドシン1』の声出演などでおなじみ。CMやゲームと同様のおっとりとした声が会場に響き渡った |
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![]() | ビジネスパートナーのひとりである(株)ネオテニー代表取締役の伊藤穣一氏も登場。「インターネットでは、日本から何かできるかが大事。これからはウェブブラウザーではなくサービスが重要となるだろう。ネオテニーは会社を作る人たちの手伝いをする。ユーザーにとってわかりやすいインターネット用インターフェースの作成/提供については、飯野さんにまかせる」とコメント |
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画面中央のスーパーワープのロゴマークは、顔と顔が向かい合っているデザインだという |
