このページの本文へ

コンパックコンピュータ、Pentium III Xeon搭載のエンタープライズ向け2製品を発表

2000年04月27日 00時00分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

コンパックコンピュータ(株)は27日、ミッドレンジサーバー『Compaq ProLiant(プロライアント) ML530シリーズ』にPentium III Xeon-866MHzを搭載した2モデルを追加したと発表した。また、ワークグループサーバー3シリーズには、Pentium III-800MHzまたは同866MHzを搭載した新モデルとして、『同ML350シリーズ』に4モデル、『同ML370シリーズ』に4モデル、『同DL380シリーズ』に2モデルをそれぞれ追加したと発表した。

今回発表する新モデルは、いずれも、米ServerWorks社製チップセット、128MBのメモリー(SDRAM)、Wide Ultra2 SCSIコントローラー を搭載し、64ビットのPCIスロットを装備する。新モデルの価格はML530シリーズが100万円から、ML350シリーズが51万円から、ML370シリーズが65万円から、DL380が80万円からで、5月下旬に出荷を開始する。同社は、今回の新モデルの発表と同時に、ProLiantシリーズの価格改定を実施し、サーバー製品を最大9%、サーバー用オプション製品も最大14%値下げした。



なお、同社は2月に、ProLiantシリーズをその使用環境ごとに、拡張性重視のMLラインと、ラックマウント型のDLラインの2つの製品群に分け、さらにそれらの製品群をアプリケーションの規模別に、ワークグループの300シリーズ、ミッドレンジの500シリーズ、エンタープライズの700シリーズの3シリーズに分類し、新シリーズとしてML350、ML370、DL380、ML530を発表している。

また、同社は同日、Windows NT Server 4.0上でオラクル社の『Oracle Parallel Server』(OPS)が稼動するソリューション『パラレル・データベース・クラスタ PDC/O2000 for OPS 8.1』を発表し、同ソリューションに対応する製品『パラレル・データベース・クラスタ PDC/O2000 for OPS 8.1 Ethernetエンハンストキット』と『同ServerNet VIエンハンストキット』を発売することも発表した。両製品とも、価格は40万円で、5月上旬に出荷を開始する。ProLiant 1850Rから同8500までのサーバーに対応する。

『PDC/O2000 for OPS 8.1』は、従来の『PDC/O1000 for OPS 8.1』の機能拡張版で、オラクル社の『Oracle 8i Enterprise Edition』とOPSを使用し、Windows NT Server 4.0で最大6ノードのクラスタによるデータベースシステムを構築できる。サーバー間は、EthernetまたはServerNet VIで接続し、1つのデータベースに対して複数のサーバーが協調動作する。また、サーバーとストレージ間の接続を、2台のファイバーチャネル・ハブで2重化し、1台のファイバーチャネル・ハブがダウンしても、もう1台で処理を継続し、システムダウンを防止するという。

さらに、同社は同日、ProLiant 8000/8500サーバーで動作するターミナル・サーバー・ソフトウェア『Microsoft Windows NT Server 4.0 Terminal Server Edition 8-Way対応版』(TSE 8-Way対応版)を発表した。価格は、40万円(1サーバー)で、5月上旬に出荷を開始する。同製品は、マイクロソフト社が開発した『Microsoft Windows NT Server 4.0 Terminal Server Edition』(TSE)の8プロセッサー対応版。TSEは標準で4プロセッサーまでのサーバーに対応するが、同社はマイクロソフト社と独自契約し、8プロセッサー搭載可能なProLiant 8000/8500用にTSE 8-Way対応版を独占的に販売する。なお、TSEは、全アプリケーションと全データをサーバー上に格納し、実行するシンクライアントソリューションで、クライアントの負荷と管理コストを軽減するという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン