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IRMのペレグリンシステムズ、日本法人の組織強化を発表

2000年04月21日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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ペレグリンシステムズ(株)は21日、日本法人の組織強化を発表した。同社は'99年4月に米ペレグリンシステムズ社の日本法人として設立された会社。具体的には、人員を現在の8名から25名へ増員することや、東京本社の移転、大阪支店の新設、パートナー企業との提携を強化していくという。

同社は日本ではまだ馴染みの薄い、インフラリソース管理(IRM)のソフトを提供している会社。資産管理の『AssetCenter』や企業内ヘルプデスク向け管理ソフト『ServiceCenter』などの製品を出している。「米国においては、同様のソフトウェアを部分的に提供している会社はあっても、トータルで提供している会社は私の知る範囲では存在しない」(営業本部長の高橋孝彰氏)といい、代表取締役社長のグレゴリー・リッパー(Gregory Lipper)氏は「わが社が、IRMの分野のクリエーター」とも言っている。

ペレグリンシステムズのグレゴリー・リッパー社長ペレグリンシステムズのグレゴリー・リッパー社長



ここでいうインフラリソース管理とは、事業を行なう上で使用される全てのリソース(物、場所、人、金、知識)のライフサイクルを管理することを指している。ただリソースを管理するだけでなく、リソースに関する情報を付加したり、リソースの購入の依頼から処分までのライフサイクルをトータル管理する点が従来の資産管理とは異なるとしている。

日本法人の組織強化は、人員を増員し、営業やコンサルティング、サポートの部門を強化する。西新宿にある東京本社は現在より中心部へ移転し、大阪支社は5月に場所を確定し、6月より業務開始するとしている。そのほか、パートナー企業との連携し、営業やサポートを強化していく方針だという。

高橋氏は、「営業は大手企業を中心に、金融、通信、製造分野を重点的に行なう。企業のそれぞれの部門の価値が把握できるようになるシステムで、各社が社内カンパニー制を推進している状況が追い風になる」と語った。

高橋営業本部長高橋営業本部長



米国で昨年12月にリリースされた『Get.It!』は、『Get.Resources!』『Get.Services!』などからなる、社員がさまざまなサービスリクエストなどを自己解決する助けをするウェブアプリケーション。この日本語版を今秋に出荷する予定だという。

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