(株)ソフトウェア・トゥーは19日、DTPソフト『QuarkXPress4.1日本語版』の販売を6月上旬に開始すると発表した。また、これとは別に、三菱商事と(株)恒陽社も同日、両社の共同プロジェクト“mc2(エムシースクエア)”から同製品の販売を6月上旬に開始すると発表した。製品には、Mac
OS版とWindows版の2種類があり、価格はどちらもオープン(予想価格は未定)。
今回のバージョンアップでは、同製品で作成したドキュメントを、PDFファイルやHTMLファイルに出力する機能を付加した。PDFへの出力は、アドビシステムズ(株)の『Acrobat
Distiller』を通して、ドキュメントをPDFファイルに保存。『Acrobat
Distiller 3.0』で作成されたPDFファイルは、画像ボックスに取り込み可能。また、HTMLファイルへの出力は、各種ワープロ用フィルタと同じ感覚で使用できるという。
そのほか、技術情報や業界ニュースを提供するQuarkLinkサービスにユーザーが同製品で作業しながらアクセスできる“QuarkLink”、最近使ったドキュメントにファイルメニューからアクセスできる“デジャヴ”、ボックスやラインなどの一部を削除する“ハサミツール”、複数のガイドを一括して配置する“ガイドマネージャ”などの新機能が搭載された。
なお、QuarkXPress 4.0 日本語版の登録ユーザーには、アップデータ用CD-ROMが3月下旬に無償で配布され、開発元のクォークジャパンのホームページでは、アップデータの無償ダウンロードサービスがすでに開始されている。