任意団体のPCオープン・アーキテクチャー推進協議会(OADG)*は20日、都内において、平成12年度(2000年)通常総会を開催、平成11年度('99年)の年次報告や平成12年度事業計画の議案が提出され、満場一致で議案が承認された。
平成12年度は、従来からのセミナーや一般ユーザーへの意識調査などに加えて、Linuxや、Bluetoothを含めたワイヤレス技術、セキュリティー技術について、重点的に情報交換やセミナーなどの活動を行なっていくという活動案が承認された。
*OADG:PC Open Architecture Developers' Groupの略。IBM PC/AT互換機の技術を基礎としたOADG仕様を定め、共通アーキテクチャーの実現と拡張、その普及活動を行なっている団体
OADG 平成12年度通常総会 |
OADG会長でシャープ(株)情報システム事業本部パソコン事業部、事業部長の水谷寛氏は、「昨年度は、移動体電話の契約数が有線を、パソコンの台数がTVの台数を上回った。OADGも昨年以上にがんばって活動していきたい。今年は、LinuxやBluetoothを含めたワイヤレス技術、セキュリティー技術などの情報交換やセミナーなどを重点的に活動していきたい」と語った。
OADG会長の水谷寛氏 |
あわせて開催されたOADG AP会員(アプリケーション・プロダクト会員)年次大会では、平成12年度AP会員代表として、アプリケーション・ソフトウェア分科会については(株)ジャストシステムの代表取締役社長である浮川和宣氏が、周辺機器分科会については(株)アイ・オー・データ機器の代表取締役社長の細野昭雄氏がそれぞれ選出され、承認された。