このページの本文へ

シスコシステムズ、プライベートショー“CiscoWave2000+NETWORKERS”を開催

2000年04月19日 00時00分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

シスコシステムズ(株)は19日、東京・品川の新高輪プリンスホテルにおいて、今回で6回目となるプライベートショー“CiscoWave2000+NETWORKERS”(主催:日経BP社)を開催した。会期は20日まで。同社およびパートナー企業の製品・サービスの展示や、ワークショップが多数行なわれている。展示を見るには2000円の入場料が必要だが、事前にウェブページで登録を行なえば無料となる。事前登録者は19日の時点で、2万人に達したという。



19日には、米シスコシステムズ社上級執行副社長のドン・リストウィン(Don Listwin)氏が“インターネットエコシステム:インターネット経済に向けての新しいビジネスモデル”と題して基調講演を行なった。

米シスコシステムズ社上級執行副社長のドン・リストウィン氏
米シスコシステムズ社上級執行副社長のドン・リストウィン氏



リストウィン氏は、「インターネットの浸透によって、ビジネスはもちろん、教育や遊びといった生活や社会全体が変化しようとしている」「従来企業が提供してきたサービス、コンテンツ、アプリケーションのすべてがインターネットを基盤としたものに移行する大きな変化が、今後の5年間で起こる」と切り出した。

さらに「世界のほとんどすべての国や企業において、インターネットはグローバルスタンダードとして利用されているが、これはインターネットが標準の技術を使っているからだ。従来コンピューターや情報通信の分野では、少数の企業が上流から下流まですべての技術を握る垂直展開で、なにか変化が起こるには時間がかかったが、いまはインターネットという標準技術の上に水平展開しており、変化は急激に行なわれる」と、インターネット標準の重要性を指摘。

各国の状況については、「日本はアメリカよりも3年遅れている。ヨーロッパはかつて2年遅れていたが、いまでは1年ほどに縮まってきている」とし、否応なくやってくるインターネットビジネスの変化に、日本も急いで対応するように促した。

また、米シスコシステムズは今年、およそ30社の買収を検討しており、買収先の技術から良いところを取り込むなど、25億ドル(約2600億円)を投じて研究開発をすることを明らかにした。

松下電送システム(株)が参考出品した『IP-Voice/IP-FAXユニット』年内には製品化したいという
松下電送システム(株)が参考出品した『IP-Voice/IP-FAXユニット』年内には製品化したいという



日本アイ・ビー・エム(株)ブースでは、同社のネットワークサービス体系“IBM Networking LifeCycle Services”について解説していた
日本アイ・ビー・エム(株)ブースでは、同社のネットワークサービス体系“IBM Networking LifeCycle Services”について解説していた



マイクロソフト(株)ブースでは、Windows 2000の新機能の1つ“Active Directory”とシスコシステムズの製品を組み合わせた企業向けシステムを紹介
マイクロソフト(株)ブースでは、Windows 2000の新機能の1つ“Active Directory”とシスコシステムズの製品を組み合わせた企業向けシステムを紹介

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン