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インターグラフ、デジタルメディア市場向けの製品戦略“Z-Ware Platform Extensions”を発表

2000年04月18日 00時00分更新

文● 編集部

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日本インターグラフ(株)は17日付で、米インターグラフ社が10日(現地時間)、ハイビジョンテレビやデジタルビデオなどのデジタルメディア市場向けの製品戦略“Z-Ware Platform Extensions”を発表した。

今回の発表において、米インターグラフは、コンシューマー向けの3次元グラフィックス製品を重視した戦略から脱却し、ハイビジョンテレビ(HDTV)や既存テレビ(SDTV)用のデジタルビデオ市場向けに製品ラインを拡充していくことを明かにした。Z-Ware Platform Extensionsでは、同社が今まで培ったCG技術を活用し、“Z-Ware ハードウェア拡張機能”としてHD/SD対応の非圧縮デジタル入力機能および出力機能を開発し、“Z-Ware ソフトウェア拡張機能”としてビデオ編集ソフト『Frame Wrangler』、OpenGL対応のシーンレンダリングソフトおよびビデオエフェクトソフトなどを製品化する。同社では、これらの拡張機能をワークステーションに組み込み、製品ラインを拡充していくという。同戦略に沿った最初の製品として、同社は3月20日(現地時間)、CGアニメーションのシーケンスデータを、複数のハイビジョンフォーマットへリアルタイムに変換・出力できる『RAX HD(ラックスエイチディー) アニメーションレコーダ』を発表した。

また、同社は今回の発表と同時に、Intense3Dグラフィックス部門を米3Dlabs社に売却することに合意したと発表した。今後、3次元グラフィックス製品の開発を3Dlabsにアウトソースし、デジタルビデオ関連製品の開発に注力するという。なお、Z-Ware Platform Extensionsでは、3Dlabsと提携し、“Z-Ware グラフィックス拡張機能”として『Intense3D Wildcatファミリ』を共同開発し、同社のデジタルビデオ関連製品との融合を図るとしている。

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