(株)エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)と(株)渋谷テレビジョンは17日、渋谷公園通り商店街を対象に、光ファイバーを利用したIPネットワーク上で、映像/音声の配信やインターネット接続などを行なう商店街向けソリューション“渋谷公園通り・メディアアレー”のサービスを6月に開始すると発表した。
これは、NTT-MEが提供する商店街向けソリューション“メディアアレー”を、渋谷商店街向けにカスタマイズしたもの。渋谷地区に訪れる人や同地区のビジネスマンを対象に、ショッピング情報やイベント中継など渋谷の町のきめ細かな情報を提供するという。
システムには、NTT-MEの次世代ネットワーク“XePhion(ゼフィオン)”を使用しており、渋谷テレビジョンが6月に開局する“シブヤテレビ”と商店街の店舗を光ファイバーで結ぶ。これにより、MPEG-2の映像や静止画/音楽などを、200インチの街頭大型ビジョンや35ヵ所の店舗内外に設置した20～50インチの『ストリートモニタ』130台に向けて配信する。配信されたコンテンツはサーバーに蓄積され、インターネット経由でも提供する。
また、同ネットワークを利用した最大10Mbpsのインターネット常時接続サービスを9月から提供する。料金は、家庭向けサービスが月額5000円で、企業向けサービスが月額2万5000円。
2001年には、渋谷テレビジョンが街頭に設置する情報端末向けに、ライブや映画館のチケット予約/購入などの双方向サービスを提供する予定としている。
