このページの本文へ

レガートシステムズ、ISP/ASP向けクラスタリングシステムなどを発表

2000年04月18日 00時00分更新

文● 編集部 小林伸也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

レガートシステムズ(株)は18日、プレス向けに同社の説明会を都内で開いた。新たに『Legato eCluster』『Legato wanCluster』の2システムを発表、「新システムにより可用性の高いネットワークシステムを構築でき、e-Businessのコストを削減できる」という。同社は19日から都内で開かれる“ASP World EXPO”に出展する。

米レガートシステムズ社副社長のテリー・ディクソン氏 米レガートシステムズ社副社長のテリー・ディクソン氏



eClusterはクラスタリングによりサーバー負荷の平均化を行なうシステム。アクセス状況をモニターし、高負荷時には別のサーバーに接続させるといったことを自動で行なう。サイトのアクセス状況により、サーバーの容量を動的に割り当てることができるという。

そのため、ISP(Internet Service Provider)やASP(Application Service Provider)は必要以上のサーバー容量を用意する必要がなく、コスト削減につながるという。Windows NTとUNIX、Linuxに対応する。1サーバー当たりの価格は、Windows NT版で1000ドル(約10万5000円)、UNIXとLinux版が2000ドル(約21万円)。

wanClusterは、災害時のデータ破壊に対応するシステム。同社のデータバックアップシステム『Legato Replication』と組み合わせて使用する。災害時にプライマリーサイトが破壊された場合、遠隔地に置かれたセカンダリーサイトにWAN経由で接続する。米EMC社や米ネットワークアプライアンス社のストレージに対応し、SolarisとHP-UX上で動作する。価格は2サイトを保護する製品が7万5000ドル(約790万円)となっている。

米レガートシステムズ社のデータアベイラビリティービジネス担当副社長のテリー・ディクソン(Terry Dickson)氏は、「e-Businessを行なう企業のサーバーがダウンすると、売上や信頼の低下という深刻な打撃を受ける。当社の製品により、企業は可用性の高いシステムを構築でき、その上コストも抑えることができる」などと説明した。

同社では、4月19~21日の3日間、東京ビッグサイトで開かれるASP WorldにeClusterを出展し、デモを行なう予定。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン