日本アイ・ビー・エム(株)は、軽量/薄型の携帯情報機器『IBM WorkPad
c3』の新モデル『IBM WorkPad c3(型番:8602-50J)』を4月28日に発売する。
DRAMを8MBに増量
8602-50Jは、同社が'99年5月に発表したWorkPad c3(8602-40J)の後継機。OSの最新バージョンである『日本語版Palm OS ver 3.5』を搭載するほか、メモリーを増量し、DRAMを8MB(8602-40Jは2MB)、Flash ROMを4MB(8602-40Jは2MB)それぞれ装備している。そのほかのハードウェア仕様は8602-40Jと同じ。160×160ドットのモノクロ液晶ディスプレーを搭載し、インターフェースはシリアルポートと赤外線ポートを装備する。本体サイズは幅79×奥行き115.5×高さ11.35mm、重量は119g。電源は内蔵型リチウムイオン電池(充電式)で、駆動時間は2週間。『IBM WorkPad c3(8602-50J)』。本体デザインも従来モデルと同じ |
また、ツールとして、インターネットのホームページ閲覧ソフト『Palmscape
for WorkPad』、POP3/IMAP4/SMTPに対応した電子メールソフト『MultiMail for
WorkPad』、WorkPadの画面上で描いた画像をメールで送受信できるソフト『JotMail
for WorkPad』、ホームページ上の情報をPC経由でWorkPadに転送、閲覧できるツール『WebSketch』を搭載する。
価格はオープンプライスで、IBM PC Direct(同社の通信販売)価格は3万9900円。
チボリシステムズ、Palmデバイスから企業内システムアクセスできるツールを発表
日本チボリシステムズ(株)は、同社のネットワーク統合管理システム『Tivoliエンタープライズ』を利用して、WorkPadなどPalm OSを搭載した情報機器を管理できる拡張ソフト『Tivoli Device Manager for Palm Computing Platform』(TDM for PCP)を5月中旬に発売する。TDM for PCPは、遠隔地にあるPalmデバイスに、アプリケーションやデータを配布できるソフト。これによりPalmデバイスユーザーは、企業内の最新情報をリアルタイムで入手できる。Palm OS ver 3.0以上に対応。価格は、管理対象のPalmデバイス1つにつき4900円。