(株)インターネットイニシアティブ(IIJ)は17日、韓国でのデータセンター事業を展開する新会社“i-Heart(仮称)”の設立について、韓国のサムスン社および同インフォバンク社と合意したと発表した。新会社の出資構成は、IIJ、(株)アイアイジェイテクノロジー、(株)クロスウェイブ
コミュニケーションズから成るIIJグループが1/3、サムスンが1/3、インフォバンクが1/3となる。資本金、役員構成、ビジネスプランなどの詳細は5月中旬に確定する予定。
新会社は、サービスの第1弾として、移動体通信向けのゲートウェイサービスを6月から提供する。これにより、韓国で提供されている5つの移動体通信用プロトコルの相互転換が可能となる。その後も、サーバー・ホスティング、システムインテグレーション、保守管理などのデータセンターサービスなどを順次提供していくという。
サムソンは、海外に200以上の拠点を持つ貿易会社。韓国国内のベンチャー企業への投資や、海外のインターネット関連企業による技術提供などを通じて、韓国のインターネット事業の発展に力を注いでいる。一方インフォバンクは、移動体通信とインターネット構築サービスを行なうベンチャー企業。移動体通信プラットフォームを構築し、モバイルゲートウェイサービスなどを提供している。