サン・マイクロシステムズ(株)の14日の発表によると、米サン・マイクロシステムズ社は現地時間の同日、2000年度第3四半期(2000年1~3月)、および同会計年度第1~3四半期通期(1999年7月~2000年3月)の業績を発表した。
第3四半期の売上は40億468万9000ドル(約4204億9234万円)で、前年同期比35%の増となり、利益は4億3624万4000ドル(約458億562万円)で、前年同期比49%の増、1株あたり利益は26セント(約27円)となった。通期の売上は107億416万8000ドル(約1兆1239億3764万円)で、前年同期比29%の増、利益は10億6547万9000ドル(約1118億7529万円)で、前年同期比40%の増、1株あたり利益は63セント(約66円)となった。なお、これらには買収に伴なう一時的経費は計上されていない。Y2Kの買い控えの影響も受けず、サーバー、ストレージ各製品およびサービスへの需要が高く、利益、売上ともに過去最高の伸び率を記録したという。インターネットを利用したさまざまなサービスを提供する新しい市場において、顧客の選択や、ニーズに迅速に対応できる会社として確固たる地位を築き、顧客の信頼を得たことが、今期の好業績に繋がったとしている。
また、同社は、米サイベース社と戦略的提携を結んだと同日発表した。これにより、サン・マイクロシステムズはサイベースに“Java
2 プラットフォーム・エンタープライズ版(J2EE)”テクノロジーをライセンスし、サイベースはアプリケーションサーバー『EA
Server』、『Adaptive Server Enterprise』、『エンタープライズ・ポータル』などの同社の主要製品にJ2EEを組み込むとしている。