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ナショナル セミコンダクター ジャパン、情報家電用の機能統合型CPU『Geode GX1プロセッサ』を発表

2000年04月12日 00時00分更新

文● 編集部

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ナショナル セミコンダクター ジャパン(株)は12日、情報家電(Information Appliances)市場向けに、機能統合型CPU『Geode GX1プロセッサ』を発表した。すでに量産を行なっており、日米同時の4月1日に出荷を開始したという。

『Geode GX1プロセッサ』(左)と周辺チップ『Geode CS5530』(右)
『Geode GX1プロセッサ』(左)と周辺チップ『Geode CS5530』(右)



『Geode GX1プロセッサ』は、PentiumクラスのCPU(x86系コア)、グラフィックス機能、メモリー、PCIバスコントローラーを内蔵し、周辺デバイス『Geode CS5530』とともに利用すれば、同社の提唱する“System-on-a-Chip”を実現できるという。STB(セットトップボックス)、携帯情報端末、Thin Clientなどの情報家電製品に利用できる。線幅0.18μmプロセスで生産され、パッケージはEBGAおよびCPGA。周辺デバイスを含めた消費電力は0.8Wから2.4W(標準使用時0.8Wから1.2W)であり、従来と比べるとバッテリー寿命が2倍になったという。また、集積度を高めたことにより、STBや携帯情報端末などに用いる場合、省スペース化を図れるとしている。価格は、仕様などにより異なるが、グラフィックス機能とサウンド機能を搭載したもので、米国での参考価格が30~56ドル(約3150~5880円)。

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